625PS!?新型BMW M8発表

2019 M8 nisikawa

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BMWはハイパフォーマンスモデル「M」モデルのフラッグシップとなる新型「M8」を発表しました。

BMWの最上級クーペM850iをサーキット走行も想定し、さらにハイパフォーマンスに仕上げたこのモデルは2019年6月末より受注を開始し、納車は12月以降順次開始予定となっています。

文/写真・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
新型M8について
新型M8はブレーキ関係に注目
M8の価格とスペック

新型M8について

新型「M8」は現行BMWのラインナップの中でもトップに位置付けられるモデルで、最上級クーペM850iをベースにBMW M社がサーキット走行を視野に入れて仕上げたハイパフォーマンスモデルです。
搭載されるパワーユニットは4.4L V型8気筒ツインターボで、BMWラインナップの中でも最もパワフルな625PSを発生し、0-100㎞/h加速は3.2秒という素晴らしい性能を誇ります。(数値はCompetitionモデル)このハイパワーを伝えるのはドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションと4輪駆動システムM xDriveです。
ロー&ワイドな印象の強いエクステリアはダブルバーキドニーグリルやサイドに装着されたMギルなどで「M」モデルである存在感をアピール。インテリアに目を向けるとレーシーながら高級車クーペに相応しい室内車内となっていて、各所に施されたMモデルカラーのステッチが「この車はMモデルである」というさりげない主張をしてきます。
また特徴的に感じられたのがツートンカラーのシートで、ドライバーを支えるためにサポートがしっかりとしているのはもちろんですが、座面や背面がキルティング状となっていて、スポーツシートながらとても優雅な印象を受けます。
またユーザーにありがたいサービスとして、新型M8には「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されます。これは3年間メンテナンス無償提供やタイヤ・キーの破損や紛失時の費用サポートで、M8購入者は安心してM8でのカーライフを送ることができます。
そしてその他のMモデルと同じように、より高性能な「Competition」を用意。最高出力が25PS引き上げられる他、各種専用のエクステリア・インテリアパーツが用意されます。

新型M8はブレーキ関係に注目

1,885㎏の車両重量と600PS以上の出力を誇るM8、「重たくて速い車」なのでその分ブレーキ性能も重要です。新型M8はブレーキが大幅にグレードアップされており、新たに採用されたシステムもあります。
まずブレーキ関係で最大のトピックスがMモデル初採用となる「M専用インテグレーテッド・ブレーキ・システム」非バキューム式ブレーキブースターを採用しているのが特徴です。ブレーキ圧は電動アクチュエーターによって生成されています。

これによりアクセル全開のエンジン高負荷条件下からのブレーキングでも素早く安定した制動力を発揮することが可能になりました。
またこのシステムを採用することにより、ドライバー好みのブレーキフィーリングをセッティングすることが可能。これまでのMモデルはエンジンレスポンスやステアリング、サスペンションの特性をドライバーが任意に設定変更できる機能が装備されていましたが、M8ではこれにブレーキシステムの設定変更が追加されたことになります。

M8の価格とスペック

M8

ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,867×1,907×1,362㎜

ホイールベース :2827㎜

車両重量:1,885㎏

最高出力:600PS(441kW)/6,000rpm

最大トルク:750Nm/1,800~5600rpm

価格(消費税10%込):2,230万円
M8 Competition

ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,867×1,907×1,362㎜

ホイールベース :2827㎜

車両重量:1,885㎏

最高出力:625PS(460kW)/6,000rpm

最大トルク:750Nm/1,800~5800rpm

価格(消費税10%込):2,433万円
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