最新!車両盗難防止装置6選

スマートキーケース リレーアタック 電波遮断 リレーアタック対策

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最近の車両盗難で話題を集めているのが、ニュースなどでもたびたび報道された「リレーアタック」と呼ばれる手法だろう。以前から一部で知られていてが、ドイツにおいてインターネットで拡散し、日本でもこの方式で車両盗難を試みた防犯カメラ映像が報道されたことで、よく知られるようになった。

文・塚田 勝弘
Chapter
当たり前になっている電子キーを狙ったリレーアタック盗難
イモビカッター対策のカーセキュリティが定番に
ステアリングやタイヤ、ドアを物理的にロックする方法
OBDガードも人気

当たり前になっている電子キーを狙ったリレーアタック盗難

車両盗難は複数犯で行われることが多く、この「リレーアタック」も例に漏れず、まず1人がクルマのキーが置かれていると思われる玄関や住宅、クルマのキーを持ったオーナーに近づく。電子キー、スマートキーなどと呼ばれるハンズフリータイプのリモコンキーは、絶えず微弱な電波を出しているため、この犯人の役割は電波をキャッチすること。

電波を受信したらほかの犯人に電波を増幅させて送ることで、電波を受け取った犯人がクルマのロックを解除するという方法だ。アンロックでき、電波を受信していればそのままエンジンを始動できる。さらに、別の装置を使うことで再度エンジンの始動が可能なのだ。

この「リレーアタック」に対しては、ハンズフリーキーをアルミホイルに入れたり、市販されている専用ケースに入れることで、キーが発する電波の距離を短くしたり、遮断したりすることができる。

車両盗難対策で知られる加藤電機の「HORNET(ホーネット)」の「リレーアタック対策ケース」は、マジックテープで開け閉めするタイプ。ロックを解除する際は、リモコンキーを取り出して使うだけ。出し入れする手間はあるが、車両盗難されやすい車両や高級車などに乗っている方は検討したい。

イモビカッター対策のカーセキュリティが定番に

車両盗難対策といえば、イモビライザー(盗難発生警報装置)が定番だ。最近では新車の約9割超で採用されている。イモビライザーが搭載されていない古いクルマに乗っている場合、イモビライザーをまずは装着したいが、いまや窃盗団が「イモビカッター」なる解除装備を使い、イモビカッターを無効化する手法が定着している。

そこで登場したのが、イモビカッター対策が施されたセキュリティ。たとえば、こちらも加藤電機の「HORNET360V」などの純正キーレスエントリー専用モデルを使えば、イモビカッター対策はもちろん、ドアこじ開けなどに対応し、大音量で警告する。

最新イモビライザーのユピテルの「Panthera Z」シリーズの「Z705」は、3ゾーントリプルセンサー、デジタル傾斜センサー(反応角度調整可能)、IRセンサー(赤外線)が搭載されていて、4つのセンサー(32段階の設定)をアルゴリズムに組み合わせ、確実な警告・警報を出すようにプログラムできるのが特徴。また、ハザード出力、大音量のハイパワーサイレンのほか、バッテリーを外された際に警報するバックアップサイレンも用意される。

ステアリングやタイヤ、ドアを物理的にロックする方法

ステアリングをロックする防衛方法もある。加藤電機「ホーネット」のT型ステアリングロック「KSL-02」などがそれで、物理的にステアリングをロックさせることで運転できなくするシステム。

また、タイヤを物理的にロックさせるカーセキュリティも定番だ。車両盗難の本場?アメリカ製の「TRIMAX」のホイールロック/タイヤロックなどがそれで、窃盗団に外すのが面倒と思わせる抑止効果が期待できる。

また、アウタードアハンドルに文字どおり、鍵を掛ける方法もある。サーファーズセキュリティの「カー・キーボックス(LARGE)」は、簡単装着の番号組合せ式を採用したダイヤルロックで、金属製の南京錠。こちらも犯人に少し面倒だと思わせる抑止効果ではあるものの、複数組み合わせることで諦めさせることができるかもしれない。

OBDガードも人気

ほかにも、OBD(自己診断機能)への侵入を防ぐタイプもある。OBDガードといわれるタイプで、装着すると、OBDの差し込み口が使えなくなるものの、クルマのコンピュータへの不正侵入を防ぐことができる。
カーセキュリティは盗難団とのいたちごっこではあるものの、1つよりも2つと複数の対策を施すことで、盗まれにくくなる傾向がある。車両盗難の憂き目に遭う前に対策しておきたい。
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