誕生から30年を迎えたマツダロードスターをオートモビルカウンシル2019にてチェックした!

え?FF?1985年に完成した「プロトタイプ」は前輪駆動だった!

オートモービルカウンシル マツダブース 松田俊彦


オートモビルカウンシル2019の初日に行われたトークショーでは、初代から3台目までの開発主査・貴島孝雄氏や初代の企画を手掛けた福田成徳氏、ND開発主査兼チーフデザイナーの中山雅氏が壇上に上がり、開発秘話含みトークを繰り広げました。

ロードスターの開発秘話としては、1984年11月に、LWS(ライト・ウエイト・スポーツ)計画から始まり、当時はRX-7があったため、それ以上のパワーを求めたスポーツカーはいらないとし、プロトタイプは1985年9月に完成したそうです。

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クレイモデルを用いながら全4タイプ製作され、実際に走行ができたのがこの手前に鎮座されているモデルで、先に2シーターオープンカーのデザインが走り、その後にアクスルをFFかFRか、はたまたMRにするのか、駆動方式を決定していったため、プロトタイプは前輪駆動車でアメリカのカリフォルニア州で試走評価を行ったそう。プロトタイプはファミリアの延長の流れでコードネームはP508という秘話も飛び出し、また、ライトウェイトスポーツカーの目標として「ジャガーEタイプ」を意識したという秘話も明かされました。

“人馬一体”を体現した初代ロードスターは約8年間で43万台を作り上げた

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プロトタイプを製作したものの、当時開発されていた軽自動車「キャロル」のデザイン製作の影響を受け、ロードスターの開発は一時中断をしてしまいます。その間に「女性も乗れるかわいいフェイスにしよう」ということで、プロトタイプではサイドに埋め込まれていたウィンカーにあえて丸みを持たせ、NAではリトラクタブルライトを閉じていても目の代わりになるようにデザインを変更したという逸話が披露されました。これが、あの愛らしいフェイスの特徴となっているのでしょうね。

初代ロードスターのデザインは、通称“リバーサイドホテル”(当時、残業のため会社で泊まり込みをしていたため)と呼ばれていたデザイン室で誕生。駆動方式はライトウエイトスポーツの伝統である、フロントエンジン・リアドライブに決定し、当時のマツダの開発技術を結集したライトウエイトスポーツカーとなりました。高価なダブルウィッショボーンの採用や、パワートレインを結ぶPPF(パワー・プラント・フレーム)の開発などが実を結び、小排気量ながらダイレクト感ある走りで予想を上回るほど人々に愛され「走る喜び」を伝える1台となりました。

また、マツダは国産メーカー初となるレストアサービスを初代ロードスターで開始。30年前の1989年に誕生して以来、現代の2019年から後世へとその志をつないでいます。

2代目ロードスターの10周年記念車は、国内仕様にのみ特別なバランス

オートモービルカウンシル マツダブース 松田俊彦
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2代目ロードスターは、初代ロードスターからボディサイズを若干大きくするのみに留め、1.8リッターエンジンや6MTを追加するなど正常進化を遂げていきました。また、2代目ロードスターに10周年記念モデルを追加。国内仕様にのみピストンなど、エンジン部品の重量バランスを厳選したものを組み込み、吹け上がりや伸び、レスポンスをより追求した仕様となっていました。

日本初公開、NAベースの「クラブレーサー」が登場!

オートモービルカウンシル マツダブース 松田俊彦
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オートモビルカウンシル2019のマツダブースでは、初代ロードスターをベースに製作された1989年のコンセプトカー「クラブレーサー」がアメリカより船便でこのイベントのために届けられ日本初公開となりました。

外観からわかる仕様としては、透明の樹脂製カバーでヘッドライトは固定式を装着し6インチの大型スポイラーやスーパートラップのマフラーを装着していることがわかります。また足回りもビルシュタイン製ショックアブソーバーを装備し、ノーマルより低くワイドになっています。

3代目ロードスターから3ナンバーになるもLWSを意識

オートモービルカウンシル マツダブース 松田俊彦
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3代目へと進化したロードスターには、パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)モデルも登場。この20周年記念モデルには、クリスタルホワイトパールマイカの外装や専用のレカロシート、フロントフォグなどを特別装備していました。

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