1,006万円から…アウディ新型A6とA6アヴァントは徹底してスタイリッシュかつクールな内外装
更新日:2023.02.13
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2018年2月にセダン、そして同年4月にワゴン版「アヴァント」が相次いで世界初公開されたアウディA6が、今年3月12日に、満を持して日本国内デビューを果たした。
文・武田 公実
※ 2019年3月時点
文・武田 公実
※ 2019年3月時点
新型アウディA6は48Vマイルドハイブリッドを採用
アウディA6シリーズは、A6としては四代目。前身にあたるアウディ「100」まで合わせれば八代目となる、アウディ伝統のアッパーミドル・サルーンである。今回のジャパンプレミア発表会においても、半世紀以上の歴史を持つことが冒頭からアピールされていた。
新型アウディA6の日本導入第一弾となるのは、セダン/アヴァントともに最上級バージョンとなる「A6 55 TFSIクワトロ」。V型6気筒 3リッター 直噴ターボガソリンエンジンは48Vマイルドハイブリッドパワートレーン(MHEV)を組み合わせるのが、今回最大のトピックと言えるだろう。
既に「A8」にも採用されているこのMHEVシステムは、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)とリチウムイオン電池で構成。55km/h~160km/hの間で惰性走行を可能とし、燃費低減に貢献するとのこと。また減速時には、BASが最大12kWのエネルギー回生を行なうという。
システム総計の最高出力は250kW(340ps)、最大トルクは500Nm。
7速「Sトロニック」DCTに、状況に応じて後輪への駆動配分をアクティブに予測制御することができる高効率な新世代「クワトロ」4WDドライブトレーンとの組み合わせで、0-100km/h加速は5.1秒(ヨーロッパ仕様スペック)、最高速度は250km/h(電子リミッター作動)と発表されている。
新型アウディA6の日本導入第一弾となるのは、セダン/アヴァントともに最上級バージョンとなる「A6 55 TFSIクワトロ」。V型6気筒 3リッター 直噴ターボガソリンエンジンは48Vマイルドハイブリッドパワートレーン(MHEV)を組み合わせるのが、今回最大のトピックと言えるだろう。
既に「A8」にも採用されているこのMHEVシステムは、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)とリチウムイオン電池で構成。55km/h~160km/hの間で惰性走行を可能とし、燃費低減に貢献するとのこと。また減速時には、BASが最大12kWのエネルギー回生を行なうという。
システム総計の最高出力は250kW(340ps)、最大トルクは500Nm。
7速「Sトロニック」DCTに、状況に応じて後輪への駆動配分をアクティブに予測制御することができる高効率な新世代「クワトロ」4WDドライブトレーンとの組み合わせで、0-100km/h加速は5.1秒(ヨーロッパ仕様スペック)、最高速度は250km/h(電子リミッター作動)と発表されている。
ちなみにこの日発表されたのは、A6 55 TFSIクワトロのみだが、直列4気筒 2.0リッターTFSIや直列4気筒 2.0リッターTDIを搭載するモデルは、今年中にラインアップに加わる予定となっているという。
一方、上級モデルの「A8」や「A7」と同じく、フォルクスワーゲン・グループの新世代プラットフォーム「MLB Evo」に構築されたシャシーについて特筆すべきトピックは、最新のA7/A8と同じく4輪操舵技術の「ダイナミック オールステアリングホイール」を搭載することだろう。
これは60km/h以下の速度では逆位相に最大5度、60km/h以上では最大1.5度まで後輪をステアするもの。市街地での容易な取りまわしやワインディングロードでの俊敏な走り、高速道路での優れた快適性をもたらすとのことである。
一方、上級モデルの「A8」や「A7」と同じく、フォルクスワーゲン・グループの新世代プラットフォーム「MLB Evo」に構築されたシャシーについて特筆すべきトピックは、最新のA7/A8と同じく4輪操舵技術の「ダイナミック オールステアリングホイール」を搭載することだろう。
これは60km/h以下の速度では逆位相に最大5度、60km/h以上では最大1.5度まで後輪をステアするもの。市街地での容易な取りまわしやワインディングロードでの俊敏な走り、高速道路での優れた快適性をもたらすとのことである。
スタイリッシュでクールなデザイン
当代最新の高級車では重要な要素となるドライバーアシスタンスシステムについては、日本国内法規が未確定のため、先行のA8と同様「レベル3」の自動運転システムのデビュー同時投入は見送られたとのこと。
しかし、これまでの運転支援システム「レベル2」の精度をブラッシュアップ。走行車線内を維持するためにステアリング操作に緩やかに介入する「アクティブレーンアシスト」や「トラフィックジャムアシスト」を含む「アダプティブドライブアシスト」は、車載カメラの増設などでさらに精度を高めたという。
また、見通しの悪い交差点などで動作する「フロントクロストラフィックアシスト」、全方位の事故予防を補助する「プレセンス360」も装備される。
しかし、この日初めてアウディA6を目にした筆者にとって最も印象的だったのは、徹底してスタイリッシュかつクールな内外装デザインだった。
しかし、これまでの運転支援システム「レベル2」の精度をブラッシュアップ。走行車線内を維持するためにステアリング操作に緩やかに介入する「アクティブレーンアシスト」や「トラフィックジャムアシスト」を含む「アダプティブドライブアシスト」は、車載カメラの増設などでさらに精度を高めたという。
また、見通しの悪い交差点などで動作する「フロントクロストラフィックアシスト」、全方位の事故予防を補助する「プレセンス360」も装備される。
しかし、この日初めてアウディA6を目にした筆者にとって最も印象的だったのは、徹底してスタイリッシュかつクールな内外装デザインだった。
MLB Evoプラットフォームの採用により、FFベースでありながらフロントのオーバーハングを切り詰めたスポーティなプロポーションを筆頭に、1980年に誕生したアウディの歴史的アイコン、元祖「クワトロ」のブリスターフェンダーを意識した前後の優美なフェンダーライン。
そしてクロームメッキを有効にあしらうことで際立つシャープなエッジ。あるいは「S-Line」バージョンに装備されるHDマトリクスLEDヘッドライトなどが、クールながら官能的にさえ感じさせたのである。
新型アウディA6/A6アヴァントは、3月20日から受注がスタートする。前述のごとく、現状でラインナップされているカタログモデルは55TFSIクワトロS-Lineのみで、価格はセダンが1006万円、アヴァントが1041万円と設定されている。
加えて、新型アウディA6/A6アヴァント導入を記念して「A6 55 TFSIクワトロ デビューパッケージ」も期間限定で設定。
S lineエクステリアと20インチホイール、部分本革レザーの標準シートを装備し、さらに標準車ではオプションとなっているフロントクロストラフィックアシストのパッケージを含めた上で、カタログモデルよりもリーズナブルな920万円(セダン)、955万円(アヴァント)としたこの期間限定車は、アウディ新型A6の購入を検討されている方には見逃せない存在となるだろう。
ちなみに2019年のアウディは、このA6/A6アヴァントを端緒に、マイナーチェンジや追加モデルも含めると10車種もの日本正規導入が予定されているという。
このところのアウディについては、数年前までの隆盛ぶりからすれば若干ながらプレゼンスが低下していると見る向きもあったようだ。しかし、ドラスティックな巻き返しを果たそうとしているかに映る今年のアウディは、要注目のようである。
そしてクロームメッキを有効にあしらうことで際立つシャープなエッジ。あるいは「S-Line」バージョンに装備されるHDマトリクスLEDヘッドライトなどが、クールながら官能的にさえ感じさせたのである。
新型アウディA6/A6アヴァントは、3月20日から受注がスタートする。前述のごとく、現状でラインナップされているカタログモデルは55TFSIクワトロS-Lineのみで、価格はセダンが1006万円、アヴァントが1041万円と設定されている。
加えて、新型アウディA6/A6アヴァント導入を記念して「A6 55 TFSIクワトロ デビューパッケージ」も期間限定で設定。
S lineエクステリアと20インチホイール、部分本革レザーの標準シートを装備し、さらに標準車ではオプションとなっているフロントクロストラフィックアシストのパッケージを含めた上で、カタログモデルよりもリーズナブルな920万円(セダン)、955万円(アヴァント)としたこの期間限定車は、アウディ新型A6の購入を検討されている方には見逃せない存在となるだろう。
ちなみに2019年のアウディは、このA6/A6アヴァントを端緒に、マイナーチェンジや追加モデルも含めると10車種もの日本正規導入が予定されているという。
このところのアウディについては、数年前までの隆盛ぶりからすれば若干ながらプレゼンスが低下していると見る向きもあったようだ。しかし、ドラスティックな巻き返しを果たそうとしているかに映る今年のアウディは、要注目のようである。