どうせならギリギリまで入れたい!けど、超満タン給油が危険な理由

揮発性の高いガソリンは取扱注意

セルフ式ガソリンスタンド

2018年秋、セルフ式の水素スタンドがオープンした。レクチャーを受けた人のみが燃料電池車に水素を入れることができ、セルフ方式は禁じられていたのだが、ユーザーも安全講習を受けることで、自分で水素の充填が可能になった。

ガソリンスタンドの給油は、以前からセルフ方式が根付いているため、危険性は少ないように思える。しかし、火気厳禁の場なのは言うまでもなく、喫煙しながらの給油はもちろん、スマホなどの通話、利用も基本的に禁止されている。

それは、ちょっとした静電気でも引火する危険性があるからだ。ガソリンの引火点は−40℃、発火点は300℃前後といわれている。なお、軽油の引火点は40℃以上、発火点は250℃。

揮発性の高いガソリンは取扱注意で、灯油のようにポリタンクに入れて携行することはできない。持ち運ぶ必要がある際は、ガソリン携行缶が不可欠だ。(※セルフ式ガソリンスタンドで利用客が自らガソリン携行缶に給油することは消防法で禁止されている)

なぜ"超満タン"に給油ができないのか?

ガソリンスタンド

さて、完璧な「超満タン」ではないのに給油がストップするのは、給油ノズルにセンサーがついていて、自動停止機能が働くようになっているから。なお、レンタカーの中には、オートストップが停止した時点で給油を止めるように、注意書きがある場合が多いはずだ。

給油ノズルの先には、検知口があり、ノズル内に空気が流れている状態を保つことで給油が可能になっていて、真空に近い状態になると、給油がストップする。ペットボトルに水を入れていき、空気と入れ替わると満タンになるのに似ているかもしれない。

また、自動車雑誌やウェブ媒体では、一般ユーザーと同じように、満タン法で燃費計測をすることがある。時間をかけてゆっくり給油する、クルマを揺らすなど、複雑な形状をしている燃料タンクに少しでもガソリンを入れる(入れたつもり)、さらに少し継ぎ足してできるだけ超満タンにするという方法。

これはもちろん厳禁で、吹きこぼれによる引火という最悪の事故はもちろん、ガソリン臭がひどくなり、チャコールキャニスター交換というケースにもつながり兼ねない。燃料タンクは、複数の穴付プレートやリターンパイプ、給油管などからなる構造で、そもそも100%超満タンまでガソリンを入れる設計にはなっていないのだ。

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