ランボルギーニ・ウラカンの新世代モデル「ウラカンEVO」が国内デビュー!

中身が大幅に進化

ランボルギーニ ウラカンEVO

これまでエクストリームなキャラクターを身上としてきたランボルギーニに相応しく、この日のジャパンプレミアの舞台となったのは東京・六本木ヒルズ森タワー52階の「TOKYO CITY VIEW」という、新車の発表会場としては少々エキセントリックとも言える場所。

しかし、陽光がさんさんと降り注ぐ会場で初めて目にしたウラカンEVOは、従来のウラカンと比べると細かなブラッシュアップの積み重ねながら、よりランボルギーニ的なアヴァンギャルド感を強めたかに映り、あくまで私見ながらとても魅力的であった。

今回のプレゼンテーションのために来日したウラカンEVOのローンチプロジェクトマネージャー、ヴィットリオ・ミラノ氏にその感想を話してみたところ、「ソット・ラ・ペッレ(Sotto la Pelle≒中身)の進化は、外観の進化よりももっと凄い」と満面の笑顔で応えてくれた。

ランボルギーニ ウラカンEVO
ランボルギーニ ウラカンEVO

ウラカンEVOに搭載されるパワーユニットは、従来型ウラカンの軽量・高性能ハードコアモデルとして2017年に登場した「ウラカン ペルフォルマンテ」と同じ5.2リッターの自然吸気V10エンジン。最高出力640ps/8000rpm、最大トルク600Nm/6500rpmを発生する。

そして0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速9.0秒、最高速度では325km/hを超えるというパフォーマンスは、従来のウラカンのスペックを大幅に上回るものである。

しかし、ランボルギーニが今回のウラカンEVOで最もアピールしたいのは、シャシーやドライブトレーンの電子制御システムが大幅に進化を遂げたことのようだ。

ランボルギーニ ウラカンEVO

まずは、2017年の「アヴェンタドールS」で初採用された後輪操舵「ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング(LRS)」をウラカンとしては初採用。トルクベクタリングシステムとともに統合制御する「ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)」も採用した。

LDVIは、精度を向上させた加速度計とジャイロスコープセンサーでバージョン2.0にアップグレードされた「ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ(LPI)」と連動。ミラノ氏曰く「それぞれの楽器が最高の音を出せるように全体の統括をするオーケストラの指揮者」のごとく、磁性流体サスペンションもLDVIがコントロールするという。

エクステリア・インテリアは?

ランボルギーニ ウラカンEVO
ランボルギーニ ウラカンEVO

一方エクステリアでは、大型化されたフロント・エアインテークや新形状のサイドエアインテーク。あるいは、現在も世界のGTレースやワンメイクレースで活躍中の「ウラカン・トロフェオ」あるいは「ウラカンGT3」から応用した上方排気システムに対応して刷新されたリアエンドなどが主な変更ポイントとなる。

そして、これらの空力的ブラッシュアップやボディ一体型のリアスポイラー、アンダーフロア形状の見直しなどにより、ダウンフォース量と空力効率は、従来型ウラカン対比で実に5倍にも向上したとのことである。

さらにインテリアでは、センターコンソールにタッチスクリーン式8.4インチモニターを新搭載。ナビシステムやエアコン/シートの温度調節、LDVI、マルチメディアなどの操作を行うことができる上に、「マルチフィンガージェスチャーコントロール」と呼ばれる指先を使ったアクションや、音声による操作も可能。また「Apple CarPlay」などスマートフォン連動のインフォテインメントシステムにも対応している。

ランボルギーニの屋台骨を支える存在となるか

ランボルギーニ ウラカンEVO

この1月、ウラカンEVOが発表された際には「従来型ウラカンに追加されるモデル」という報道もなされていたようだが、やはりウラカン・シリーズ全体の進化モデル、その名のとおりのエヴォリューションと見るのが正解のようだ。

この日登壇したもう一人のアウトモビリ・ランボルギーニ社スタッフ、カントリーマネージャーのフランチェスコ・クレシ氏に尋ねてみたところ、今後登場することになるであろうウラカンEVOスパイダーやウラカンEVOペルフォマンテなどの基幹モデルとなるとのこと。「このあとの展開にも期待していてください」と力強い答えが返ってきた。

一方でSUVのウルスは、日本国内では昨年後半からのデリバリー開始ながら、早くもランボルギーニの屋台骨を支える存在となっているのも事実。しかし、このウラカンEVOに懸ける意気込みを知ると、そう簡単には主役の座を譲ることはないと実感させられた。

これからは、ウルスとともにウラカンEVOとそのファミリーが二枚看板となる。その予測を再認識するジャパンプレミア発表会となったのである。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives