いまでは想像できない!カーナビがなかった時代のあるある5選

ドアポケットに大型の地図を入れていた

道路地図

カーナビ誕生以前、初めての目的地に向かう前には机上で地図とにらめっこする時間があった。自動車の経路を考えるのに人気だったのは、昭文社の『マップル』シリーズだったと記憶している。

いまでも『スーパーマップル』シリーズとして地域版が出版されているが、1990年代前半まではマップルのような広域地図をクルマに積んでいることが当たり前だった。いまでもクルマのドアポケットは大型で収納力が高いことが多いのは、大きな地図を入れていた時代の名残だろう。

また、高速道路を使って遠出するときに地図を忘れてしまうこともあるあるで、サービスエリアの売店には何種類もの地図が売られていた。

助手席に座っているのはまさに助手だった

ドライブ

しかしながら、地図のスケール的に細かい部分までわからないことも多く、地図のすべてを頭の中に入れるのも難しい。ソロ・ドライブでは「国道何号線を南に走る」だとか「●●の交差点で右に曲がる」といったポイントを押さえてルートを覚えておくしかなかった。

そこで助手席に座っているパッセンジャーがいれば、まさしくドライブの助手になったものだ。もちろん役目は地図を見ること。地図上で現在地をトレースするには、それなりの慣れが必要だったが、阿吽の呼吸でドライバーとナビゲーターが力を合わせて目的地に向かうのも一興だった。こうしたシーンで息が合うことでドライブデートから発展したこともあったようだが…。

交差点の名前をチェックするのはお約束

さて、自車位置を地図上でトレースする際に目印となるのが、交差点の名前。ソロ・ドライブでは信号で止まるたびに交差点名を確認して、地図上での自車位置を把握するように努めていた。

とはいえ、●●南と●●西のように名前が紛らわしい交差点で間違えてしまうこともあった。そこからリカバーするのに「左・左・左」と曲がれば元の道に戻れる(可能性が高い)ということも当時のドライバーは本能的に理解していたような気がする。

ランドマークとなる建物は貴重な存在だった

交差点がわかりづらいような場所では、ランドマークが役に立つ。けっして大きな建物である必要はなく、街のラーメン屋さんでも目印になれば構わない。

ナビが普及する以前は、クルマでの来客に道を教えるときには「●●というお店の先を左に入って300m、青い看板のお店」といったような言い方をしていたものだ。

いまのように住所がわかればGoogleマップのストリートビューを使って店構えまで確認できるような時代からすると隔世の感がある。いまでもカーナビの地図に、ランドマークがアイコンで載っているのは、そうした時代の名残という面もあるだろう。

携帯電話普及以前、最後は勘で着いていた

さらに、1990年代前半までは携帯電話も普及していなかった。道がわからなくなったら公衆電話を見つけて、相手先に電話をしていたものだ。そんなこともあって、クルマ関連のノベルティグッズとしてテレフォンカード(公衆電話で使えるプリペイドカード)が人気だったのも、カーナビがほとんどなかったからだろう。

思えば、いまほどコンビニエンスストアもなく、どうやって公衆電話や駐車スペースを見つけていたのかも定かではない。ときには交番に立ち寄って道を聞くといったこともあったと記憶している。いずれにしても最後は勘が頼りだったと記憶している。

いまのように正確な渋滞情報もなく、目的地に早く着けるかどうかはセンスや慣れが大きく影響していたのが、カーナビ以前のドライブだった。

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