気づいたら、ボディがまっ黄色。黄砂や花粉の効果的な洗車・除去方法とは?

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暖かくなり気候が良くなると気になるのが、花粉と黄砂。この花粉や黄砂は、私たち人間にとっても有害ですが、車にとっても有害で、放っておくとシミとなり、最悪の場合、ボディを侵食してしまいます。今回は、そんな花粉や黄砂から大事な愛車を守る除去方法を紹介します。

文・吉川賢一
Chapter
花粉と黄砂が車に与える影響とは?
これは逆効果!花粉対策の洗車で絶対にやってはいけないこと
効果的な花粉、黄砂の除去方法は?

花粉と黄砂が車に与える影響とは?

3~5月、屋外に駐車したクルマのボディや窓ガラスがうっすら黄色っぽくなっていたら、それが”花粉”です。筆者のクルマは黒いボディなので、ひとたび雨が降って風が吹くと、クルマ全体がトラ模様になってしまい、黒いクルマを買ったことを後悔することになります。

またやっかいなことに、花粉は雨に濡れるとなかからべクチンというネバネバ物質が染み出し、塗装やコーティング被膜に吸着し、そのまま乾燥すると、無数のシミを作ってしまいます。

そして、同じ時期、おもに中国の砂漠地帯で巻き上げられた土や鉱物などの微粒子が、偏西風に乗って飛んでくるのが”黄砂”。ピークは4月で、ひと雨浴びただけでボディが真っ白になることもあります。

放置するとザラザラこすれてキズつきの原因にもなりますし、塗装やコーティング被膜がダメージを受けてしまうこともしばしばあり、こちらもやっかいです。

これは逆効果!花粉対策の洗車で絶対にやってはいけないこと

車を洗う頻度が少ない、ましてやそのまま放置するのは、決して良くありません。花粉や黄砂は、紫外線や雨(酸性雨)で酸化をします。この酸化を放置してしまうと、ボディコーティングが弱くなり塗装が傷んでしまいます。

それはやがて塗装の浸食へと進んでしまい、ボディのツヤが無くなってしまいます。花粉や黄砂が飛ぶこの時期は、特にこまめな洗車を心がけたいですね。また、雨が降った後はできるだけ早く洗車をすることをおすすめします。

ただし、花粉や黄砂を落とそうと、やみくもにゴシゴシとボディをこすってはいけません。かえって傷の原因になります。また、花粉や黄砂を落とす前のワックスがけも厳禁です。しっかり洗車して落としきってから、ワックスがけをしましょう。

効果的な花粉、黄砂の除去方法は?

1、水はたっぷりかける
効果的な花粉、黄砂の除去の方法は、まずボディにたっぷり水をかけること。これが一番重要です。この時点でボディについた花粉、黄砂をある程度浮かび上がらせます。高圧洗浄機で水をかけるのがベストですが、なければホースで構いません。たっぷりの水で洗い流しましょう。

2、シャンプーは良く泡立てる
次にカーシャンプーをしっかり泡を立てて細かい泡を作ります。カーシャンプーは、スポンジでも泡立てることができますが、少しだけ水圧を高めた水をバケツに入れると、簡単に泡立てることができますのでぜひ試してみてください。

3、そっとなでるように洗う
そして、水気たっぷりのボディを、たっぷりの泡を付けたスポンジでそっと優しくなでるように洗います。この状態で落ちる様子がなければ、少し強めにスポンジを当ててみましょう。

最初の段階でたくさんの水をかけていれば、多少強めに洗っても傷だらけになることはありません。ひとつの面を洗ったら、スポンジはすぐに濯ぐようにすると綺麗に仕上げることができます。

4、拭き上げは速やかに
拭く前に乾いてしまうと、せっかくキレイにしたボディがシミだらけになってしまうので、全体が洗い終わるまでは、まんべんなくボディに水をかけ続けます。そして、全体が洗い終わったら、セームタオルで一気に水滴を拭き取ります。

5、ワックスよりも簡易コーティングがおすすめ
キレイに仕上がったら、簡易コーティングや、ワックスがけをします。ただ、ここで注意するのは、ワックスがけをすると静電気が発生してしまい、花粉を呼び寄せるかもしれないということ。できれば、静電気が発生しにくい簡易コーティングのほうがおすすめです。

花粉や黄砂によるトラブルの予防には、とにかくこまめな洗車が大切。「またすぐに黄色くなっちゃうから洗車してもなぁ…」と考えて、さぼってしまうのは、クルマにとって最悪のことです。綺麗なボディで、長く乗ってあげましょう。
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