今新車で買いたいハッチバックの国産車3選

【東京モーターショー2017】ホンダ シビック タイプR

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現在新車で普通の乗用車を買う際にリアにバックドアがあるハッチバックは大きな柱となるボディタイプの1つである。その中から今新車で買いたいハッチバックのクルマを何台か挙げてみる。

文・永田 恵一

※ 2019年3月時点

永田 恵一|ながた けいいち

1979年生まれ。26歳の時に自動車評論家 国沢光宏氏に弟子入りし、3年間の修業期間後フリーランスに。

得意分野は豊富なクルマの知識を生かせる原稿。自動車メディア業界には数少ないこの世代のフリーランスとして、歩みは遅いが着実に前進中。

愛車はトヨタ86、V12エンジン搭載のトヨタセンチュリー、スバル製のサンバートラック、スズキグラストラッカー(250㏄のバイク)と、雑食というか好みがよく分からないメンバーと暮らしている(笑)。

永田 恵一
Chapter
ホンダ シビックタイプR
トヨタ ポルテ/スペイド
マツダ アクセラ22XD

ホンダ シビックタイプR

FF世界最速の1台であるシビックタイプRは、目標だったドイツニュルブルクリンク北コースでのFF最速の座を得ただけでなく、内外装はともかくとしてニュルブルクリンク北コースの荒れた路面をハイスピードで駆け抜けるクルマらしいしなやかな足回りを持つなど、高い質感を持つ素晴らしいクルマだ。

しかし、シビックタイプRはホンダのイギリス工場で生産され、そのイギリス工場での完成車の生産が2021年中に終了となる方向であることが最近発表され、シビックタイプRの存続も不透明となった。

もちろん今後もシビックタイプRが日本、アメリカ、中国といったホンダの工場で継続生産される可能性もあるにせよ、このままシビックタイプRが絶版となることも考えられるので、欲しいならリセールバリューが良い点も含め、とりあえず買っておくのが得策ではないだろうか。

トヨタ ポルテ/スペイド

トヨタのポルテ/スペイドは、右側が2枚のヒンジドア、左側が乗り降りに便利な大きなスライドドアを持つ。

ほかにも、助手席はテーブルのように前方に倒れる、高さのあるものも運びやすいようリアシートは座面がチップアップするなどのシートアレンジができ、クルマ自体の面白みはないものの、大変使い勝手に優れたクルマである。
しかし、ポルテ/スペイドは現在生産を担当するトヨタ自動車東日本の東富士工場が2020年12月までに閉鎖され、東富士工場での生産は東北地方に集約されることが発表されているのに加え、トヨタのラインナップではプチバンのタンク/ルーミーがポルテ/ルーミーの後継車的な役割も兼ねている上に、タンク&ルーミーが好調なこともあり、ポルテ&スペイドが現行モデル限りで姿を消す可能性は高い。

このことを考えるとポルテ/スペイドが欲しい、必要という人は今のうちに新車で買っておく価値はある。

マツダ アクセラ22XD

アクセラはすでに東京オートサロンなどでも次期モデルが公開され、自動車メディアにも試乗記が掲載されるなど、次期モデルの登場が秒読み段階となっており、基本的には次期モデルを待つべきである。

しかし、次期モデルに搭載されるエンジンは1.5リッターと2リッターのガソリンNA、2リッターガソリンのスカイアクティブX、1.8リッターディーゼルターボの4つで、現行モデルにフラッグシップとして設定される2.2リッターディーゼルターボは搭載されない。

この2.2リッターディーゼルは最新版ではないものの、低燃費ながら俊足で、特にMTで乗ると強烈な低速トルクや速さを自分のコントロールで楽しめるという魅力がある絶品で、エコで楽しいクルマである。それだけにディーゼル車の購入を考えている人なら、アクセラ22XDを今のうちに急いで買っておくという手を考える価値は大きい。

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