新社会人にアドバイス!営業車での運転で気をつけることとは?

営業車

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自分のクルマでも営業車でも初めて運転する際は、慣れが必要なのは同じで、慣れてからの油断も大敵だ。今回の編集部からのお題は、「新社会人が営業車を運転する際に気をつけること」だが、営業車ならではの注意点はあるのだろうか。

文・塚田勝弘
Chapter
車種により慣れの強度は異なる
MT車に乗る可能性も
会社の看板を背負って運転している自覚を
メンテナンスや洗車、維持管理はどうする?

車種により慣れの強度は異なる

ひと言で営業車といってもトヨタ ハイエースや日産 NV350キャラバンなのか、タウンエース/ライトエースなのか、サクシード/プロボックスなのか。あるいは、同じハイエースでもスーパーロング・ワイド・ハイルーフなのか、標準ボディなのかでサイズが異なる。

ハイエースやNV350キャラバンは、大きなボディでも取り回ししやすい運転環境が与えられているとはいえ、取り回しには細心の注意が必要。かなりの慣れも欠かせないだろう。また、慣れてきた頃に油断や不注意での事故も起きがちだ。

じつは、筆者も25年近く前に初めて社用車を与えられた際に、慣れてきた頃に先行車に「コツン」とクリープ状態ではあるが、ぶつけてしまったことがある。


MT車に乗る可能性も

さらに、取り回しだけでなく、営業車がMT車の場合は、AT限定免許ではもちろん運転できないし、MT車の運転に慣れている必要がある。AT限定を解除したり、MT、ATを問わずペーパードライバー向けの講習などを受けたり必要も出てくるだろう。

業務中に事故を起こすと、原則として会社の責任になり、会社員としてマイナスポイントになったり、必要以上に責任を感じて萎縮したりすることもある。時間厳守などのプレッシャーもあるだろうが、時には「無事これ名馬」と開き直る必要もあるかもしれない。

運転経験があるのならまだしも、新社会人にハイエースのスーパーロングクラスのモデルをいきなり運転させるのではなく、先輩の運転に付かせるなど、徐々に慣れさせる段階も必要かもしれない。そうしなければ、あちこちぶつけた跡がある一部のデイサービスの送迎車のような、悲惨な状況になってしまう可能性もある。

会社の看板を背負って運転している自覚を

また、営業車(社用車)には、その会社の社名がドアなどに貼られている場合が多々ある。大げさにいえば、会社を背負って運転しているという自覚がまず必要だ。

道路交通法を遵守するだけでなく、運転マナーも見られていると肝に銘じたい。あるいはドライブレコーダーで録画されて、動画投稿サイトにアップされてしまうかもしれない。そうした意味では、駐車違反などもしないように注意する必要もある。

メンテナンスや洗車、維持管理はどうする?

ほかにも、営業車の管理も任されている場合は、日常点検やメンテナンスや洗車などの責任を負う場合もある。会社近くのガソリンスタンドなどと提携しているケースが多いだろうが、日常点検やメンテナンスや洗車はどうするのか確認しておきたい。

また、大原則として私用に使わないこと、使う際は自己責任なることなども要チェックだ。サービス残業時や休日出勤時の事故、管理などもどうすればいいのかしっかり確認したい。万一、自己責任になるようであれば、クルマを使わない対策も場合によっては出てくるかもしれない。

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