今新車で買える丸目のSUV5選

ジープ ラングラー ルビコン 2018

※この記事には広告が含まれます

乗用車で丸目(丸型ヘッドランプ)を持つクルマは、ほとんどなくなりました。しかし、クラシックなテイストを演出するためや、力強さを表現するために、今も採用する例は少なくありません。今回は、今も新車で買える“丸目のSUV”をいくつか紹介しましょう。

文・木谷宗義
Chapter
スズキ ジムニー
スズキ ハスラー
ジープ ラングラー
メルセデス・ベンツ Gクラス
ベントレー ベンテイガ

スズキ ジムニー

クラシックなテイストと力強さの両方を表現する代表格が、スズキ「ジムニー」。2018年に20年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、角ばったボディと丸目のヘッドランプを持つスタイリングに刷新されました。その雰囲気は、SUVというより昔ながらの「クロスカントリー4WD」という呼び名の方がふさわしいかも。

ちなみにジムニーは、先代のJB型を除く歴代すべてが丸目ヘッドランプを採用しており、ジムニーの伝統的な顔つきが戻ってきたとも言えます。

スズキ ハスラー

丸目ヘッドランプにウィンカーをドッキングさせた、“異型丸目”を採用するのは、ジムニーと同じくスズキの軽自動車SUV「ハスラー」です。

2014年に発売されるや、一躍人気モデルとなったハスラーは、異型丸目のヘッドランプに、シルバーのモールがつくフェンダーアーチ一体型のブラックバンパー、大径ホイールがSUVらしさを演出。ホワイトやブラックの2トーンルーフも含め、多彩なボディカラーが用意されることも、ハスラーの楽しさのひとつです。

なお、軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」にSUVテイストを加えた「スペーシアギア」も丸目ヘッドランプを採用しています。スズキほど丸目ヘッドランプを積極的に採用しているメーカーは、他にないかもしれません。

ジープ ラングラー

ジムニーがクラシカルなスタイリングで新しい境地を切り開いたとすれば、伝統的なスタイリングを守り続けているのが、アメリカを代表するオフロード4WD「ラングラー」です。

1940年代に生まれたCJシリーズの進化版として、「ラングラー」が登場したのが1987年。初代「YJ型」こそ角目ヘッドランプを採用していましたが、2代目「TJ型」でジープの伝統的な丸目ヘッドランプへ回帰。3代目「JK型」、2018年のフルモデルチェンジで登場した4代目「JL型」と、丸目ヘッドランプは同じく伝統的な「7スロットグリル」とともに、ジープを象徴するアイテムのひとつとなっています。

メルセデス・ベンツ Gクラス

ラングラーと同様、「変わらないモデルチェンジ」を2018年に実施したのは、メルセデス・ベンツGクラス。こちらはなんと40年ぶりのフルモデルチェンジですが、世界的に好評のスタイリングはあえて変えず、従来のイメージを大きく残したままとなっています。

丸目のヘッドランプも先代と同様。ただし、搭載されるテクノロジーは最新版にアップデートされていて、新型ではマルチビームLEDヘッドランプが採用されています。

ちなみに、インパネには丸型のエアベントと少し飛び出したデザインのスピーカーが見られますが、これは丸目ヘッドランプとその上のウィンカーをモチーフとしたものだそうです。

ベントレー ベンテイガ

丸目ヘッドランプを持つSUVの究極は、ベントレー「ベンテイガ」でしょう。ベントレー初のSUVとなるこのモデルは、全長
5,150mm×全幅1,995mm×全高1,755mmの堂々たるボディを持つラグジュアリーSUVの最高峰とも言えるもので、価格は1995万円から!

ヘッドランプの横にはリング状のLEDウィンカーが備わりますが、その中央部はポップアップ式ヘッドランプウォッシャーになっています。

丸目ヘッドランプはベンテイガのみならず、実はベントレー各モデルに共通するデザインのひとつ。クーペの「コンチネンタルGT」やセダンの「フライングスパー」「ミュルサンヌ」も、すべて同様の丸目ヘッドランプが採用されています。伝統的かつエレガンス、その象徴でもあるのです。

ハロゲンからHID、LEDへと光源が変わっていく中で、技術的にはどんどん薄く小さくすることも可能なヘッドランプ。しかし、あえて昔ながらの丸型を採用することで、個性を際立たせるのがイマドキの使い方です。技術は進化しても、普遍的なデザインの魅力は変わらないということなのでしょう。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細