軽自動車の白ナンバーへの申し込みが殺到中!その白ナンバーの正体とは?

ナンバープレート

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自家用車のナンバープレートといえば、普通車は白、軽自動車は黄色でした。ところが、最近、軽自動車でも白いナンバープレートを見かける機会が多くなりました。軽自動車なのに、どうして「白ナンバー」が付いているのでしょうか?その正体を解説します。

文・赤井福
Chapter
正体は期間限定や地域限定ナンバープレート
東京オリンピック限定ナンバー
地方版図柄入りナンバープレート

正体は期間限定や地域限定ナンバープレート

2019年のラグビーワールドカップ開催を記念して、2017年の4月3日から、図柄入りナンバープレートの交付が開始されました。

これは、大会への支援(寄付金)を目的として設けられたもので、寄付金ありとなしでデザインが異なり、通常の申請では右上にワールドカップのロゴだけが入ったデザイン、寄付金を1,000円以上納めると、右上のロゴにくわえて左面に専用デザインがあしらわれたプレートが交付されます。

この限定ナンバープレートには、普通車と軽自動車の区別がなく、軽自動車でも白いナンバープレートを取得することが可能となったのです。これが、「白ナンバー軽自動車」の正体です。

東京オリンピック限定ナンバー

画像出典元:国土交通省HP 広報資料

そして2017年9月4日から、東京オリンピック特別仕様ナンバープレートの交付が開始。こちらもラグビーワールドカップと仕様は同じで、寄付金なしの場合はオリンピックロゴのみ右上にプリントされた白地のナンバー、1,000円以上の寄付金を納めると、プレート全面にデザインが施されたナンバープレートを取得できます。

発行件数では、ラグビーワールドカップ特別仕様よりも、東京オリンピック特別仕様のほうが、軽自動車ユーザーを中心に上回っています。

地方版図柄入りナンバープレート

画像出典元:国土交通省HP 広報資料

また2018年10月から、第3の限定ナンバープレートが登場しました。これが地方版図柄入りナンバープレートで、全国41(盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内、土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山、新潟、長岡、富山、金沢、石川、福井、豊田、春日井、滋賀、京都、奈良、鳥取、福山、下関、山口、徳島、香川、愛媛、高知、長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島)の地域で交付されます。

各地域ごとに特色のある凝ったデザインが特徴で、こちらは地域のPRも狙っています。

寄付金のありなしでカラーか白×緑かを選択するようになっているのは、前述のラグビーワールドカップ、東京オリンピックと同じです。

ラグビーやオリンピックのナンバープレートと異なるのは、軽自動車の場合、黄色い縁取りがされる点です。これまでの限定ナンバーと違い、一目見ると軽自動車とわかる黄色い縁取りは、白ナンバーを求めていた軽ユーザーにとっては、ちょっと残念かも知れませんね。


これらの限定ナンバープレートは、軽自動車ユーザーが黄色ナンバープレートに対する劣等感を持たなくてもいい良い提案であると思います。ただし、軽自動車専用で安く停められる駐車場や、高速道路の料金所など、黄色いナンバーで軽自動車と見分けている場所では、普通車料金を取られてしまう可能性があるので注意が必要です。

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文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。
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