ランボルギーニ ウルス・ウラカン・アヴェンタドールを解説!

ランボルギーニ ウラカン LP610-4

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今回はランボルギーニの人気SUVであるウルスを始め、ウラカン、アヴェンタドールといった3種類の最新モデルを画像を多く用いて紹介します。

1971年に突如あらわれたカウンタックで私たちの度肝を抜いたランボルギーニ。

カウンタックが魅せつけたエキゾチックなデザインは、現代の3モデルにもしっかりと受け継がれていました。

文・西山 昭智

※ 2018年8月時点

西山 昭智|にしやま しょうじ

大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。

正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。

西山 昭智
Chapter
URUS(ウルス)
HURACAN(ウラカン)
AVENTADOR(アヴェンタドール)
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URUS(ウルス)

SUVとは思えないほど美しい

■スペック
ボディサイズ   :全長5,122mm×全幅2,016mm×全高1,638mm
車両重量     :2,200kg
排気量      :3,996cc
エンジン     :90度V型8気筒ツインターボ
最高出力     :650ps(478kW)/6,000rpm
最大トルク    :850Nm/2,250-4,500rpm
トランスミッション:8速AT
ランボルギーニとしてはあの「LM002」以来、およそ32年ぶりに生産されることになったSUVモデル。

ウェッジシェイプデザインを踏襲しつつSUVらしい武骨さを兼ね備えたスタイリングと、スーパーカー譲りの4.0L V8エンジンを心臓部に搭載したパワフルな走りが特徴の一台です。

日本での車両本体価格は2,779万円と、ランボルギーニの中では比較的ベーシックな設定になっています。

新型のアルミ製4.0L V型8気筒エンジンはツインターボを搭載し、最高出力は650ps、最大トルクは850Nmを発生。その実力は0−100km/h加速3.6秒、最高速度は305km/hにも達するとというSUVの範疇を超える動力性能を備えています。

トランスミッションは8速ATを搭載し、駆動方式はフルタイム4輪駆動を採用。STRADA(一般道)、TERRA(オフロード※オプション設定)、NEVE(雪上)、SABBIA(砂漠※オプション設定)といった各ドライブモードが用意されているのもウルスならでは。

早くも納車2年待ちとも言われる超人気のSUVとなっています。

HURACAN(ウラカン)

ORIGAMIからインスパイア

■スペック(LP610-4)
ボディサイズ   :全長4,459mm×全幅1,924mm×全高1,165mm
車両重量     :1,422kg
排気量      :5,204cc
エンジン     :V型10気筒
最高出力     :610ps(449kW)/8,250rpm
最大トルク    :560Nm/6,500rpm
トランスミッション:7速AT
ウラカンとネーミングはスペイン語で「ハリケーン」を意味しているとともに、19世紀にスペインに実在していた闘牛の名前。

昔からランボルギーニは「ミウラ」に代表されるように闘牛にまつわる名前をつけることが多く、ウラカンもそんなランボルギーニの伝統を墨守しています。

ランボルギーニがアウディのオペレーションになって以後、ランボルギーニ史上最も売れたガヤルドの後継モデルとして2014年にデビュー。直線的なスタイリングのモチーフは、日本の折り紙がモチーフになっているとも言われています。

エンジンは5.2L V型10気筒で、トランスミッションはアウディが得意とするDSGを搭載。駆動方式は当初4WDのみでしたが、のちに後輪駆動も登場しました。最高出力は610馬力、0-100km/h加速は3.2秒とウルスを上回っています。

車両本体価格は2,535万円〜3,416万円と、最新モデルのウルスと似たプライスゾーンになっています。

ラインナップは2WD、4WDのクーペのほか、オープンモデルのスパイダーも登場。ほかにも限定モデルとして2017年にペルフォルマンテ(軽量モデル)、2018年にはペルフォルマンテのオープンモデルも登場しました。

AVENTADOR(アヴェンタドール)

まるで有機物のようなデザイン

■スペック(アヴェンタドール Sクーペ)
ボディサイズ   :全長4,797mm×全幅2,030mm×全高1,136mm
車両重量     :1,575kg
排気量      :6,498cc
エンジン     :V型12気筒
最高出力     :740ps(544kW)/8,400rpm
最大トルク    :690Nm/5,500rpm
トランスミッション:7速AT

ムルシエラゴの後継モデルして2011年にデビューしたランボルギーニのフラッグシップ。その名前の由来は1993年にスペインで活躍した雄牛がルーツになっているのだとか。ウラカンが横開きのドアなのに対し、アヴェンタドールはランボルギーニ伝統のシザーズドア(ガルウィングドア)を採用しているのも特徴です。

一見するとウラカンと似たようなスタイリングですが、こちらは全幅が2mを超えており、実際に2台を見較べるとウラカンとはまったくの別物。異様な存在感は街中でも思わず振り返ってしまうほどです。

全幅2mオーバーにくわえて最低地上高も低く、街乗りでは何かと苦労させられるかと思いきや、油圧で車高を上げることができるフロントリフティング機能がついているのでちょっと段差を乗り越えることも可能。ちなみに同機能はウラカンにも装備されています。

車両価格は4,490万円〜5,179万円と、ほかのランボルギーニよりも頭ひとつ飛び抜けて高額なのもフラッグシップだからこそ。
ミウラ、カウンタック、ディアブロと自動車史そしてスーパーカーの歴史に数々の名車を刻み続けてきたランボルギーニ。

イタリアの血を受け継ぐエキゾチックなスタイリングにくわえてドイツの優れた技術力をも備えることで、かつての“LAMBORGHINI”とはひと味違ったブランドに変貌を遂げたのが、SUVさえもラインナップに加えた新時代のランボルギーニなのです。

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