TWS、Ferrari専用設計「EXspur EX-fF+udm」などを出展!東京オートサロン2019

新素材鍛造ホイールのニューモデル

【東京オートサロン2019】TWS

自動車用ホイールはクルマの個性として存在感の大きい物で、エンドユーザーにとって比較的馴染みの深いパーツです。デザイン形状やカラーリングのほか走行性能なども左右し、その奥深さは単なる構造部品の域を凌駕します。

ホイール製作の工法で「鋳造」や「鍛造」といった単語を耳に入れた事のある方は多いと思います。金属をホイールの形状にするプロセスの事ですが、より良いホイールを作るには鍛造が標準となります。

TWSブランドの母体である「株式会社TAN-EI-SHA」は、F1をはじめとするモータースポーツのトップカテゴリーにその鍛造ホイールを供給し信頼されてきた技術と品質があり、一般市場向けの商品にもその理念を感じる事ができます。

今回、東京オートサロン2019のブースでは従来のラインナップの他2019年最新モデルの展示もあり、製品をかたわらに確認することができました。

TWS EXspur EX-fF+udm

【東京オートサロン2019】TWS

Ferrari専用設計であるこのモデルは一見シンプルな形状でありながら深く眺めてしまう美しさがありました。

特徴と言えるのが、名称にも含まれている「UDM」と呼ばれる物。Ultra Dura Metalの略で、TWSでは2016よりハイエンドモデルに採用してきたホイールの材質を示しています。

例えば一般的に「アルミホイール」と表現しますが、アルミニウム合金はアルミに数%ほど混合する金属成分いわゆる合金要素によって特性が大きく変化します。鋳造・鍛造・切削で求める特性は違いますし、強度を高める成分は耐食性を落とすという欠点も足かせの一つでした。

走行性能に大きく関わるホイールは強度や耐力を重視する事が大切になり、TWSのUDMという材質はその強度・疲れ強さを向上させながら腐食に強いという相反する性能を得るために開発されたそうです。

【東京オートサロン2019】TWS

何がメリットかというと、より高次元の強さや長寿命を獲得できてなお、アルミニウム素材表面の美しい金属の質感を生かした意匠が表現できる点にあります。従来アルミニウムの腐食を防ぐには表面を厚く塗装してしまうしかありませんでした。表面を酸化皮膜で覆うアルマイト加工も材質によっては色ムラが出易く困難です。

UDMホイールの現物を間近で見てみると非常に薄いクリア塗装で仕上げられていて、美しい加工や研磨の「目」が全体に確認できます。これは「単なるホイールのカタチをした何か」ではなく特別な技術とそれを具現化したプライドを感じます。カラー塗装の設定もありますが、この本当に美しい高性能を足元に纏う喜びはこの表面処理あってでしょう。

【東京オートサロン2019】TWS

はじめにこの5本スポークのデザインを遠目でみた印象として、とても「純正感」を感じました。人によっては物足りない印象があるかもしれません。しかし、あえてそうしたのだろうと伺ってみると「長く飽きの来ないデザインは重要だし、Ferrariのデザインを邪魔したくなかった」というような話をされていました。

ホイールの品質はピカイチ。媚びないデザイン。でもよく見ると凄いぜ。と明確な付加価値に自信をもって商品展開していたことが今回の取材でわかりました。シンプルな外観だからこそ存在が際立っている印象です。

展示されていたカリフォルニアTのほか現行のFerrari各車種の適合も随時進められているようです。リム幅は純正と同サイズ。車高を落とした時などの見た目の調整にインセットは数ミリずつ5パターン設定が用意されています。

完全受注生産で2019年の2月に受注開始で価格は概ね25万本。決して廉価ではありませんが目に映る以上の内容と、それに伴う存在感が欲しい人にはとても魅力的なホイールに違いありません。

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