2019年のトレンドはトラック?! オートサロンで多様なモデルがブレイク!

ピックアップトラックブームの再来か!?

【東京オートサロン2019】トラック

トラックというと、日本では商用車カテゴリーになりますが、海外では一般人が日常的に乗るカテゴリーです。特にアメリカでは自動車保険が安いことから、ピックアップトラックは庶民や若者の脚となっています。

今回のショーにも、多くのピックアップトラックが展示されており、来場者の目を惹いていました。日本ではハイラックスの復活でようやく陽の目を見た感のあるトラックですが、実は潜在ユーザーがかなりいます。トヨタの海外モデルである「タンドラ」やフォードの「レンジャー」などは、並行輸入では人気のあるモデルです。

そうしたユーザーを狙ったオフロード系タイヤのパブリシティのためか、タイヤメーカー各社のブースに、海外モデルのピックアップトラックの展示が多く見られました。多雨な気候の日本ではピックアップトラックは苦戦してきたというのが従来ですが、少子化やライフスタイルの多様化が進んでいるため、ピックアップトラックには追い風が吹いているとも言われています。

神奈川県にある輸入ピックアップトラック専門店に話を聞いたところ、ここ数年このカテゴリーの需要は着実に伸びており、他人のクルマと差別化しやすいピックアップトラックは若年層にも人気が高いということでした。ちなみに、トヨタ以外にも日産、ホンダが海外専用モデルのピックアップトラックを販売しており、ファンにはこうしたモデルが人気となっているそうです。

今後、Jeepの「グラディエーター」や三菱の新型「トライトン」が日本に導入される可能性が高く、発売されれば80年代のようなピックアップトラックブームが来る可能性も捨てきれません。

東京オートサロン2019、多数のアゲトラが出展

【東京オートサロン2019】トラック

さて、オートサロンの注目株のひとつとなっていたのが、「アゲトラ」です。アゲトラとは、その名の通り、リフトアップをした軽トラックのこと。西日本発祥と言われており、数年前よりいくつかのチューニングショップが始め、瞬く間に注目のカテゴリーとなりました。

それを示すかのように、今年のオートサロンも多数のアゲトラが出展。さらに昨今人気急上昇中の軽商用バンをリフトアップした「アゲバン」も加わり、展示ブースは活況を呈していました。

いかにも商用車然とした軽トラや箱バンでも、リフトアップを施し、オフロード系のタイヤを履かせるとRVように見えるから不思議です。最近では農業従事者やハンターなど以外に、一般ユーザーにも広くアゲトラの需要があるということで、チューニング業界が見逃せないのも頷けます。

ただ、一方でアゲトラにはある難しさもあるようです。それはリフトアップする手法が、クロスカントリー4WDのように定まっていないこと。フロントはモノコックでストラット式サスペンション、リアはラダーフレームでリーフスプリング&リジッド式サスペンションという、前後で異なるシャシー構造を持つ昨今の軽トラは、チューナー泣かせです。

車高調整式サスペンションやリフトアップ用ブロックを使ったり、駆動系の補正用パーツを入れたりと、各社でいろいろな方法を試行錯誤しているようです。また車種や年式などによっては、大径タイヤを装着するにはホイールアーチの加工なども必要だったりする場合も。平均的には30万円前後でリフトアップキットが販売されていますが、ベースにする車種によって予算も異なるようです。

最近はアメリカでも軽トラが人気

【東京オートサロン2019】トラック

ただ、ガラパゴスと思われている日本のアゲトラですが、海外からも熱い視線が。中古車が多く輸出されているアジアはもちろんのこと、最近はアメリカでも軽トラが人気となっています。

ピックアップトラックの本場アメリカで、アゲトラのような手法のドレスアップが受け入れられるのは容易で、今後このカテゴリーはワールドワイドに成長する可能性も大なのです。

いずれせよ、2019年は「トラック」が自動車業界のキーワードになりそうな予感。トヨタも昨年末にハイラックスの特別仕様車を発売し、近々にはTRDエディションも登場させそうな気配。トヨタが動けば、トレンドが動く。当分、トラックから目が離せません。

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