スーパーカーメーカーへの道標!ランボルギーニのヒストリックカー5選

初めてのランボルギーニ製スポーツカー「350GT」

ランボルギーニ 350GT

創業者フェルッチオ・ランボルギーニは、トラクター事業に成功し、多くのスポーツカーを手に入れました。しかし、自身を満足させるクルマはなく、その一方でフェラーリを始めとした高級スポーツカーがお金になることに目を付けていました。

そんなランボルギーニ市販第1号となったモデルが、1964年に生産を開始した「350GT」です。はじめての市販モデルながら、フロントにV型12気筒エンジンを搭載し、ボディもコンセプトカーのデザインが気に入らず作り直させるなど、当初からクルマ作りへのこだわりが随所に見てとることができました。

3.5L V12のスペック(一説には270psと言われています)は、同年代のフェラーリの市販モデル、250GTベルリネッタを上回るもので、ランボルギーニとフェラーリのライバル関係の始まりを感じさせる1台です。

華々しいデビューから続けて登場!「400GT」

ランボルギーニ 400GT

350GTで産声を挙げたランボルギーニですが、同じ年にフェラーリが250GTの後継モデルである275GTBを発表すると、デビュー間もない350GTに改良を施すことにします。

排気量をアップした275GTBが、最高出力を280psへと引き上げられていたことを受け、ランボルギーニも排気量を上げ、スペックアップを図りました。結果として「400GT」は、275GTBを上回る最高出力(320ps)を発揮しました。

また同車は、350GTからより実用性と居住性が高められた2+2となり、高級GTとして高い評価を受ける1台となりました。350GTそして400GTのセールスは好調でしたが、1966年末にボディを製作していたトゥーリング社が解散したことで、生産中止を余儀なくされてしまいます。

伝説的スーパーカー「ミウラ」

ランボルギーニ ミウラ P400 SV

今日まで続くスーパーカーメーカー、ランボルギーニの礎となった伝説的なモデルが、1966年に公開された「ミウラ」です。

もともとミウラは、数人のエンジニアがアイディアを出し合って進めていた試作シャシー(TP400)が元となっており、現在では当たり前のミッドシップレイアウトなど革新的なアイディアが盛り込まれていました。そして1965年トリノオートショーにて異例のシャシーだけの展示を行います。

大方の予想に反して、多数のオーダーを獲得したTP400は、晴れて正式プロジェクトとなり、ベルトーネデザインのエレガントなボディを纏うミウラが誕生します。

ミウラのDNAであるV12ミッドシップは、今日でも受け継がれており、ランボルギーニの方向性を決定づけた1台といっても過言ではないでしょう。

華々しい兄弟たちに隠れた名車「エスパーダ」

ランボルギーニ エスパーダ

400GTが生産中止の憂き目にあってしまう少し前、フェラーリへの対抗心を燃やし続けていたフェルッチオ・ランボルギーニは、新たなモデルを模索していました。

当時フェラーリは、2シーターか2+2以外のラインナップがなかったことに目をつけ、400GTよりも居住性を高めたリアシートを備える4シーター「エスパーダ」を登場させます。

フェルッチオの見通し通り、快適性を備えたエスパーダは、象徴的な存在であったミウラや、後続のカウンタックの陰に隠れながらも10年間に渡り生産され、総生産台数1,226台を記録する人気車となっています。

スーパーカーブームのなかでは埋もれた存在でしたが、この車もまた天才デザイナー、マルチェロ・ガンディーニが手掛けたクルマのひとつで、大きな面で構成された特徴的なデザインは、後々登場するランボルギーニ製スーパーカーを予感させます。

スーパーカーブームの象徴「カウンタック」

ランボルギーニ カウンタック

ランボルギーニの地位を完全なものとしたモデルといえば、1974年に発売され、スーパーカーブームを牽引した「カウンタック」です。

ガンディーニが手掛けた他に類を見ない特徴的フォルムは、スーパーカーが当たり前となった現在でも目を見張るものがあります。排気量5,000cc、最高出力400psをコンセプトとし、スペック、デザイン、エンジニアリングのすべてが異彩を放っており、世界中に衝撃をもたらしました。

いまなお非常に高い人気と知名度を誇る1台となっています。


ランボルギーニは、エンジニアの熱い思いによって支えられたメーカーです。今後、スーパーカー市場のけん引役として、どんな熱い思いでニューモデルが生み出されることになるのか、楽しみですね。

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