ところ変われば品変わる!?海外で人気のある日本車3選

ランドクルーザー 2016

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”ところ変われば品変わる”と言われる通り、クルマもその土地の事情や文化、人々の好みに合わせて人気のある車種が異なります。今回は、日本よりも海外で人気となった日本車を紹介します。

文・立花 義人
Chapter
トヨタ カローラ
ホンダ シビック
トヨタ ランドクルーザー

トヨタ カローラ

1966年から販売されている、トヨタの代表的な小型乗用車「カローラ」は、世界中で愛されており、これまで世界全体で4,300万台以上が販売されました。

日本では、1969年のデビューから2001年までの33年間、車名別販売台数で第1位の座を維持し、国民車としての地位を確立したカローラですが、最近ではプリウスやアクアに人気が移り、自販連の調べによると、2018年上半期(1〜6月)の車種別販売台数では12位と低迷しています。

そんな日本では、街中でセダンを目にする機会が減ってしまいましたが、海外ではいまだに人気で、小型で経済的なカローラは北米や東南アジアでも好調なセールスを記録。2017年には、世界154カ国で116万台を販売。世界でもっとも売れたクルマになりました。

搭載されるエンジンも、1.2L 直4DOHCターボや1.4L 直4ディーゼルターボなど、仕向地の好みや道路事情に合わせてラインナップされています。

トヨタ カローラ 画像

ホンダ シビック

1972年にホンダが販売を開始した小型乗用車「シビック」。1973年に投入された、排出ガス浄化技術を搭載したCVCCエンジンモデルは、第1次オイルショックの背景も手伝って世界的な大ヒットを記録することになります。

その後、シビックはモデルチェンジを重ね、世界で愛されるコンパクトカーに成長していきます。しかしホンダは、日本市場におけるコンパクトカーの主軸をフィットに移したため、シビックは2010年の8代目で販売を一旦終了します。

現在販売されているモデルは、2015年にモデルチェンジが行われた10代目。7年ぶりにカムバックしたシビックは、プリウスよりもひと回り大きな車体となっていました。

ボディタイプは、5ドアのハッチバックと4ドアセダン、北米市場では2ドアクーペも用意されます。安全運転支援システムHonda SENSINGも装備され、環境性能に優れた新型エンジンを搭載します。

デザインは賛否両論あるものの、安全で高性能なシビックは世界的に、特に北米で高い評価を受け、2016年の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ホンダ シビック 画像

トヨタ ランドクルーザー

クルマをよく知らない人でも、その名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。トヨタの本格クロスカントリー4WD「ランドクルーザー」は、ランクルという名で親しまれています。

1951年にトヨタ・ジープBJ型として登場し、1954年に現在の名称ランドクルーザーとなりました。日本ではほとんどの道路がきれいに整備されていて快適に走ることができますが、世界中には未舗装道路や砂漠、山道や、はては道のないところや川のなかをクルマで移動しなければならない地域がたくさんあります。

こうした地域で安全に移動するためには、高い走破性や耐久性、快適な居住性が求められます。本格的な4WD車は他のメーカーにもありますが、これらの点でランドクルーザーは非常に高く評価されているのです。

2007年登場の現行型200系ランドクルーザーは、マイナーチェンジを行いながら現行モデルとして熟成を続け、高級4WDとしても人気を得ています。特に中東では、50度を超える砂漠地帯でも快適に走ることができるクルマとして、貴族や政府機関からも絶大な信頼を得ています。

トヨタ ランドクルーザー

日本車の信頼性、耐久性は世界でも高く評価されており、それは販売台数にも表れています。道路事情や生活環境、文化が異なるところで、私たちのよく知っている日本車が活躍しているのは嬉しいですね。

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文・立花 義人
5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。
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