ボンネット、ルーフ、ミラーなど…乗用車のカーボン化は意味があるのか?

パーツはいろいろ、カーボンもいろいろ

ひと口に”カーボン化”と言っても、いくつかの種類がありますし、その目的も異なります。さらにカーボンを使ったパーツも、作り方で強度や耐久性に大きく差があるため、初歩的な話から始めると長い話になります。

そこで今回は、「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)」という意味でのカーボンをメインに、炭素繊維を素材とした構造材の話までにとどめます。また、種類もあまり難しく考えず”安価なカーボン(ウェットカーボン)”と、”高価なカーボン(ドライカーボン)”の2種類として考えていきましょう。

外装は決して「お値段以上」にはならない!?

カーボン BMW

市販されている外装のカーボンパーツは、ほとんどが安価なカーボンでドレスアップ用途です。樹脂パーツ(FRP)以上に軽くなりませんが、カーボンシートが入ってるぶん強度は若干上がります。しかし作り方によっては柔軟性に欠け、瞬間的な衝撃に対して破損してしまうことがあります。

また高価なカーボンを使ったパーツは、軽くすることができますが、樹脂パーツと同じまたは若干高い強度で、お値段も高いうえに耐久性に不安があります。

インテリアは「演出方法」のひとつ

カーボン BMW

グラム単位での軽量化が求められるレーシングカーでも無い限り、インテリアには安価なカーボンをおすすめします。外装パーツ同様、カーボン柄であることが重要です。

インテリアパーツで高級感を演出するには、本革やアルミ削り出しなどが定番ですが、例外がバケットシートで、市販車用でも高価なカーボン製が存在します。

シートは、ホールド性だけでなく軽量化も重要な要素で、こうした高価なカーボンを使ったバケットシートには確かに意味があると言えるでしょう。ただコストパフォーマンスという面で考えると、レースや競技のようにストイックなステージでこそ意味が出てくる程度です。

次ページ走行装置や構造的なカーボンは、重要な意味がある場合も

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