車好きなら知ってて当然!? 排気量と馬力の関係

排気量の大小で、馬力は変わるのか

ホンダ S2000

「最高出力」という意味での馬力は、エンジンの排気量だけでは決まりません。

ホンダ S2000が搭載していたF20C型VTECエンジンは、最高出力が250psもありましたが、同じ2.0L 4気筒エンジンでも、トヨタ ハイラックスが搭載していた1RZ-Eの最高出力は110psしかありませんでした。

同じ排気量でも”実用エンジンで、必要な性能があればいい”と割り切れば、それほど馬力は追いませんし、”スポーツカー用エンジンとして、とにかく尖った性能を!”と張り切れば、高い馬力を叩き出す。クルマ好きなら、知っている話です。

では排気量と馬力は、まったく関係が無いのでしょうか?

排気量は大きいほうが良い

ホンダ S2000

歴代国産市販車のNAエンジンでは、1998年に発売された日産 パルサー VZ-R N1のSR16VE型が、1.6L最高の200ps。2.0Lは、前述のホンダ S2000のF20C型が250psです。つまり、排気量が大きいほうが、馬力を上げる余地は大きいというわけです。

ただし、それもベースエンジンによるところが大きく、いまではごく稀なケースですが、日産 RB26DETTのようにチューニングを進めていけば、排気量を変えずに1,000psオーバーの出力を発生させることができる場合もあります。

直接的に影響するのは馬力よりトルク

ポルシェ 911 ターボS

排気量が直接的に影響を及ぼすのは、馬力よりもむしろトルクです。馬力は、物理的限界はあるものの、とにかくエンジンを高回転で回せば高めることができます。しかし、トルクはただ高回転にすれば良いというものではありません。

もちろんある程度の回転数は必要ですが、そもそもトルクが無ければ、クルマは発進もその後の加速も力不足でモッサリしてしまいます。速く走る必要は無いので”馬力はそれなりでも良い”と割り切っても、実用的な加速性能に対して”トルクもそれなり”とはいかないのです。

そのため、トルクが必要なクルマでは排気量を上げたり、スーパーチャージャーやターボといった過給器を装着してトルクを稼ぎます。

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