新旧乗り比べてわかった、旧型ジムニーの楽しい部分

気になる中古車市場は?

スズキ ジムニー (JB23)

さて、旧型の中古車市場を見てみました。

現在、市場に流通しているJB23型に登録済み未使用車はほとんどが特別仕様車の「ランドベンチャー」です。そして多くが外装パーツ交換や2〜3インチアップのサスペンションが装着されたコンプリートカーとして販売されています。チューニングしていても新車状態ですから、メカトラブルを心配することなく安心して乗ることができるのではないでしょうか。

価格はXCの新車とほぼ同じ180万円台が相場となっています。完全な中古車であれば、10型(2014年式〜)のフルノーマルで100万円弱。サスペンションやタイヤ&ホイールを交換しても150万円で収まるでしょう。

どういう目で新旧モデルを見るべきなのか

スズキ ジムニーシエラ JC 2018

現在、新型ジムニーは納車まで1年以上待ちというような状態になっていますが、新型がいい車であることは疑問の余地はありません。名実ともに本格的なオフロード4WDながら、SUVに近い感覚で快適に乗れて、機能性も安全性も現代のスタンダードを満たしている新型は、買って損はないモデルです。

オフロードを走行しても、旧型のように“リフトアップしてよく動くサスペンションを付けないと不安”という感覚は皆無です。新型から装備されたブレーキLSDトラクションコントロールは、オフロードビギナーに悪路を走る楽しさを教えてくれるでしょう。初めてオフロード4WDに乗る人やその形に憧れて乗る人には、新型は向いていると言えます。

よく新型は「原点回帰」という言う人がいますが、僕は逆に、まったく新しい価値観になったと考えています。ランドクルーザーやGクラスなど現代のオフロード4WDは、いまや「吊るし」で乗るのがスタンダードです。それはESPなどの電子デバイスや先進安全技術が標準で装着されているため、車体サイズが変わるようなモディファイができなくなっているからです。

新型ジムニーもこの部類に入り、プロの道具を標榜している以上に、「ビギナーにぴったりの入門車」になっています。テクニックがなければ車に任せろ、というわけです。つまり、余計なことは一切せずに、いまそこにあるジムニーを生活の中で楽しめばいいのです。

スズキ ジムニー 2018

ですが、ジムニーの伝統的な良さは「不足も楽しめる」こと。素性の楽しさをさらに増幅させるため、様々な工夫から生まれたパーツを装着して、自分が楽しめる1台に仕上げていくのが、ジムニーというライフスタイル。今後、新型用のチューニングパーツが市場に出回っていくでしょうが、何の不足もないJB64/74型では、果たして旧型ほど「変わる歓び」が感じられるかは分かりません。

その点、旧型はライフサイズのプラモデルのようであり、イジるという昔ながらオフロード4WDならではの楽しみ方が残っています。アフターマーケットのパーツも熟成が進んでいるので、メジャーブランドであればどこのものを選んでも安心感があります。

新型を長く待つよりも、あえて旧型を選んで楽しみ倒す。そんな選択肢もあるのではないでしょうか。

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