伸縮するシングルワイパーや左右非対称なドアミラーなど、メルセデス・ベンツの独創的装備たち

①伸縮するシングルワイパー

メルセデス W201

1990年代ごろのモデルに採用されていたワイパーは、パノラマワイパーと呼ばれるシングルブレードタイプでした。

ワイパーブレードが1本のみというスタイルは、かつて国産車でも数多く採用されており、それほど珍しくはありませんが、メルセデス・ベンツのそれは独特な動きをするのをご存じでしょうか。

1本ではどうしても雨粒や汚れを拭い取る面積が小さくなってしまうことを受け、メルセデス・ベンツでは拭き取り面積が大きくなるように作動中に長さが伸び縮みするという複雑な動きをするようになっていました。

その結果、当時は一般的な2本式のワイパーよりも大きな面積を拭うことができていたのです。

②左右非対称のドアミラー

メルセデス W201

ドアミラーといえば、左右シンメトリーで同じカタチだという思い込みがありますが、かつてメルセデス・ベンツでは左右でそれぞれまったく違った形状のドアミラーを採用していたことがあります。

これも1990年代ごろのモデルで採用されていたもので、運転席側は後方視界を確認しやすいよう横長になっており、助手席側は巻き込みを防止するため縦長になっています。

またドアミラーの角度調整は、運転席側はドライバーで動かせる手動式で、手の届かない助手席側のみを電動にするという合理的な設計でした。

③大きなステアリング径

メルセデス190 W201

メルセデス・ベンツのステアリングを握ったときに感じるのが、その径の大きさです。直径はおよそ38cmもあり、Cクラスなどのコンパクトクラスでもこの大きさのまま。

ステアリング径は大きいほうが、非力な方や女性でも簡単に操作がしやすかったり、ドライバーの操作に対して良い意味でゆったりになることがメリットです。しかし、見た目はあまり格好いいとは言えないかもしれません。

次ページメルセデス・ベンツの独創的機能④〜⑥

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives