これで快眠!おすすめフルフラットな国産車たち
昨今のアウトドアブームや日帰り温泉の増加によって、車中泊をしながらドライブを楽しむという方が以前よりも増えています。 そんな車中泊ユーザーに向けて、メーカーではミニバンのセールスポイントにフルフラットシートを加える傾向にありますが、現代の自動車工学においてシートをつなげてフルフラットな空間を作り出すことはほぼ無理な話し。そこで、シートに限らずフルフラットな空間で快眠できるクルマを厳選してお届けしましょう。
文・山崎友貴
昨今のアウトドアブームや日帰り温泉の増加によって、車中泊をしながらドライブを楽しむという方が以前よりも増えています。 そんな車中泊ユーザーに向けて、メーカーではミニバンのセールスポイントにフルフラットシートを加える傾向にありますが、現代の自動車工学においてシートをつなげてフルフラットな空間を作り出すことはほぼ無理な話し。そこで、シートに限らずフルフラットな空間で快眠できるクルマを厳選してお届けしましょう。
文・山崎友貴
前でも書いたように、ミニバンにおいてフルフラットシートは、ほぼ当たり前の機能になっています。ところが、寝心地はと言えばいまいち。凸凹が多くて、身長が高い人ほど腰の位置が合わず、快眠できません。
そんなミニバンのなかで、フラットなスペースを確保できるのが、ホンダ フリード+です。その特徴であるユーティリティボードを使うことで、快適なフラットスペースを作り出すことができます。室内長は若干短いものの、身長180cmの筆者でも比較的快適に寝ることができました。
ホンダはフラットな室内作りという面では、とても長けたメーカーだと言えます。ワゴンタイプのシャトルもまた、フラットな空間が特徴です。室内長1,840mmというスペースであれば、高身長な人でも手足を伸ばして寝ることができるでしょう。
さて昨今大人気のSUVにも、快適に寝ることのできる車種はあります。国産SUVの最高峰・ランドクルーザー(200系)は、 2・3列目シートを跳ね上げ式にして、フラットなフロアを活かした空間を確保できるようにしています。
室内長は1,685mmですが、高身長の人は少し身体を斜めにすることで寝ることができるでしょう。フロアにはシートレッグ固定のための穴が残りますので、寝る時はマットが必須となります。
いまもっとも熱い新型車、スズキ ジムニー&ジムニーシエラも、じつは車中泊に適したクルマです。ジムニーには、セカンドシートを倒したときに荷室床面と水平になるラゲッジボックスが装着されており(一部グレードを除く)、前席を倒せば大人2人が就寝できるようになっています。前席側が若干落差があるため、デリケートな人はマットなどで段差を埋めましょう。
輸入車はフルフラットが苦手なことは冒頭で書きましたが、すべてがそうと言うわけではありません。ジープの各モデルや、プジョーのSUVなどはフラットで寝やすいスペースを確保することができます。一度チェックしてみてください。
以上、今回は快適車中泊ができる車種を厳選して紹介しましたが、やはり安眠のためには「マットや布団、枕を使う」ことも重要です。いくらフラットでもクルマのフロアは硬く、長時間寝ていれば身体が痛くなってしまいます。日常の睡眠状態に近づけることで、驚くほど快適に眠ることができます。皆さんも、自分なりの車中泊スタイルを愛車とともに見つけてみてください。
四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。
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