飛び石で車に傷がついた!飛ばしてきた相手に損害賠償を請求できる?

走行 タイヤ

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自動車事故には大別して2種類あります。相手が存在する対人・対物事故と、相手が存在しない自損事故です。道路交通法によれば、運転者はいかなる事故も警察に連絡する義務があります。では、飛び石事故の場合はどうなのでしょう。
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(2018年8月9日)
Chapter
飛び石事故とは
飛び石事故被害の損害賠償はどうなる?
飛び石事故に遭遇したらどうすべき?
たかが飛び石とあなどるなかれ。数日後にヒビが大きく育つことがある
飛び石事故を防ぐには?

飛び石事故とは

飛び石事故とは、一般に自動車が走行中にタイヤが跳ね上げた石が、後続の車両にぶつかり損害を追わせることです。

飛び石事故には、自車のフロントタイヤが巻き上げた石が、自車に傷をつける場合と、他車両が巻き上げた石が自車に当たり損害となる2パターンがあります。

では、後者の場合、損害賠償を求めることはできるのでしょうか?

飛び石事故被害の損害賠償はどうなる?

自損の飛び石事故なら諦めもつきますが、他車からの飛び石事故となると加害車両を見つけ出して、修理費用負担を求めたいものです。

しかし、多くの場合は、加害側に飛び石を起こした自覚はなく、気づかずに走り去ってしまいます。そのため、加害者の特定は困難で、賠償請求を起こす相手が特定できません。

ドライブレコーダー搭載車なら加害者を特定できるかもしれませんが、加害者側が故意に飛び石を起こしたと立証できない限り、責任を問うことはできないのです。

飛び石事故に遭遇したらどうすべき?

自動車を運転していると、飛び石はいやでも遭遇します。そんな日常的に発生する事故であっても、運転者は警察に連絡する義務があります。

事故現場があまりに飛び石事故が多い場合、事故現場の道路管理者に連絡すれば、なんらかの対策を行ってくれる可能性があります。

警察への事故連絡が済んだら、任意保険会社に連絡します。飛び石事故の修理金額を補償してくれるかどうかは、任意保険会社と加入している車両保険の内容によります。

フロントガラスが破損したといった大きな損害なら、車両保険を使用してでも迅速に修理したいものですが、保険を使えば翌年の料率ランクは下がり、保険料がアップします。保険で修理する場合は、料率変更による保険金額のアップと修理代金を比較して得なほうを選択すると良いでしょう。

たかが飛び石とあなどるなかれ。数日後にヒビが大きく育つことがある

飛び石事故の多くは、タイヤの溝に挟まっていた小石が、高速道路などで後方に飛ばされたり、路面に転がっていた小石を前走車が跳ね上げることで起こります。そのほとんどは直径1cm以下の小石で、大きな被害になることはまれです。

しかし、トラックのダブルタイヤの間に挟まっているような物体の場合は、かなり大きなものも珍しくなく、フロントガラスを一撃で破壊してしまうこともあります。また、砂利を積載しているダンプから落とされた石が路面で高くはねて、フロントガラスにヒットするなんてケースもあります。

飛び石のキズは、その場で1cm程度の小キズだと思っていても、走行中にヒビがどんどん育ち、運転に支障をきたすなんてことは少なくありません。車のフロントガラスは2重構造になっているので、即バラバラになるということはありませんが、フロントガラスが飛び石によってキズついてしまったら、速やかに交換または修理を考えましょう。

飛び石事故を防ぐには?

自分の車で飛び石事故を起こさないためには、マッドガードを装備しましょう。マッドガードはタイヤが後方に跳ね上げる泥や小石の飛散を防いでくれます。マッドガードはディーラーオプションやアフターパーツとして販売されています。

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