ツインターボ、トリプルターボ、クアッドターボ…ターボの数を増やしていくとどうなる?

ターボ(過給)とはなにか?

ポルシェ 911 ターボ

ターボとは、エンジンから排出される燃焼ガスのエネルギーをタービンによって回収し、タービンと直結したコンプレッサーによってエンジンに吸入される空気を圧縮(過給)、吸入空気量を増大し、出力を向上させるシステムです。

過給によって吸入空気量を増大させるので、排気量を増やすことと同じ効果が得られます。

ガソリンエンジンでは、燃費を良くするために排気量を小さくして、出力を過給でカバーする「ダウンサイジングターボエンジン」が最近のトレンドになっています。

またディーゼルエンジンでは、高出力化に加えて、排出ガスを低減させる効果があるため、古くからターボを組み合わせて使うことが一般的でした。

ターボのシステム構成とは?

日産 GT-R VR38DETT エンジン

ターボのレイアウトや構成は、気筒数、気筒配置、またメーカーによっても異なります。ターボの数によって、シングル、ツイン、トリプル、クワッドと呼ばれます。

そのなかの”ツインターボ”は、レイアウト、構成によって3つに分けられます。

・パラレル”ツインターボ”
6気筒以上の多気筒エンジンに使われ、気筒を2グループに分けて、同じサイズのターボ2基で過給 (V6エンジンの左右バンクに1基ずつなど)。

・シーケンシャル”ツインターボ”
大小2基のターボを組み合わせて、2つを連続的に切り替えることによって、低回転から高回転まで安定した過給圧を実現。

・2ステージ”ツインターボ”
1基目のターボを通過した排出ガスを、もう1基のターボに2段で過給。

トリプルターボ、クアッドターボの採用例は?

ブガッティ ヴェイロン 16.4 グランスポーツ

ツインターボを搭載したクルマの例は多数ありますが、最近は、さらなる高出力を目指し、トリプル、クアッドなどが出現しています。

ターボを3、4基と増やす一般的な方法は、パラレル”ツインターボ”と同様に、1基のターボが担当する気筒をグループわけする方式です。

BMWの直6エンジンを2気筒ずつに分けたトリプルターボや、ボルボのハイパフォーマンス Drive-Eのように、もともとのツインターボに電動ターボ(モーターでターボのコンプレッサーを回すシステム)を追加した、トリプルターボシステムがあります。

またクアッドターボとしては、スーパーカーのブガッティ ヴェイロン8.0L W型16気筒エンジンの4気筒に1基のターボを搭載(計4基)したものや、現行BMW 7シリーズに搭載された3.0L 直6ディーゼルがあります。

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