ヘッドレストは「head+rest」じゃなかった!その知られざる機能とは?

ヘッドレストの正しい表記は?

ヘッドレスト

「ヘッドレスト」は、ヘッド+レストという2つの単語で成り立っていると思われがちです。なによりレスト(rest)には、”休み”とか”休息”という意味がありますから、ヘッドレストと聞けば、休憩でシートを倒したときの枕のようなもの(頭を休めるパーツ)と捉えても仕方ありません。

しかし、ヘッドレストの正しい表記は、「head restraint(”拘束”や”抑制”といった意味)」であり、「追突事故の際に、頭が後ろに倒れこんでしまうのを防ぐための装置」のことを指しています。

ヘッドレストの役割

日本の交通事故を類型別に分けると、追突事故が一番多いというデータ(警察庁交通局による事故類型別の状況表)があります。その平成29年のデータでは、事故件数の35%が追突事故でした。

追突事故が発生した場合、追突された側のクルマに乗っている人は強い衝撃を受けます。その衝撃によって身体が前後に揺さぶられると、重い頭部を支えている首に大きな負担がかかります。その際に受ける筋肉や神経へのダメージが痛みを引き起こし、いわゆる「むちうち」になります。

ヘッドレストは、事故の際に頭部を支えることによって、このむちうちを防ぐ目的で装備されています。そのため、ヘッドレストの装備は、法律によって義務付けられており、後部座席から前の景色が見づらいからなどといってヘッドレストを外してしまうと、法律違反となります。なによりも危険ですから絶対に止めましょう。

ヘッドレストは適正位置で使用する必要がある

ヘッドレスト

正しい運転姿勢に合わせてシートポジションやハンドルの位置を調整するように、いざという時の安全を確保できるよう、ヘッドレストの機能を十分に発揮できるよう調整しましょう。

調整は、後頭部の一番出ている部分にヘッドレストの中心が来る高さにすること。前後にも調整できるタイプであれば、より頭に近くなるよう前方に傾けます。

頭の位置よりヘッドレストが低いと、衝撃を受けた際に頭が後ろに反り返ってしまい、首に受ける負担が大きくなってしまいます。

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