公道を走れるレーシングカー!? "ホモロゲーションモデル"とは?

三菱 ランサーエボリューション

三菱 ランサーGSRエボリューション

WRCの出場資格を取得するため、1991年に発売されたランサーGSR1800をベースに、ギャランに搭載されていた4G63型ターボエンジンとドライブトレインを移植して開発したホモロゲーションモデルです。

当時のWRCは、グループA規定で争われており、ランエボも当然、グループAを取得できる2,500台が生産されました。メディアなどを使ったプロモーションを行わなかったランエボですが、わずか3日で完売となり、2,500台が追加生産されました。

ランチア ストラトス

ランチア ストラトス

イタリアの自動車メーカー、ランチアがWRCで勝利することを目的に開発したクルマです。1974年から量産車として販売されました。

搭載されるエンジンは、フェラーリのディーノ246GTなどに使用されたものと基本的に同じ、フィアット製の2,4L V型6気筒DOHC。市販モデルでは190psの出力となります。

特筆すべきは1トンを切る軽量な車体と、現行の軽自動車よりも短い2,180mmというホイールベース。これにより、優れた回頭性を発揮しましたが、代わりに直進安定性が犠牲となっていました。

当時のラリーはグループ4規定(連続した12ヶ月で400台を生産)で争われていたことから、生産台数は492台と言われています。

登場から40年以上を経過した車両ですから、現存するものはわずかしかありません。その中古車価格相場は日本円で5,000万円程度と、新車のスーパーカーが買えるほどの価格にまで高騰しています。まさにストラトスは、マニア垂涎のホモロゲーションモデルと言えるでしょう。


自動車メーカーの情熱が注がれて生み出されたホモロゲーションモデルの魅力は、快適性よりも性能を追求したストイックさにあります。こうしたワクワク感をもたらすクルマがまた登場してくれたらと願います。

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文・立花義人
フリーライター。5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。

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