天皇陛下が乗る「御料車」とは?歴代の御料車に採用された車たち

5代目「日産 プリンスロイヤル」1967年~2004年

日本メーカーとして初めて御料車に採用されたのが、日産 プリンスロイヤルです。製造・開発は、後に日産自動車と合併したプリンス自動車で、ほぼ手作りに近い品質管理や西陣織をふんだんに使用した内装の最高品質追求などもされました。

一般向け販売はされず、御料車のみ7台が製造されたもので、寝台車対応のワゴンタイプに改造された1台は、昭和天皇の大葬の礼にも使用されました。また、今上天皇の即位の礼でも使用されたほか、エリザベス女王をはじめ各国の要人の接遇にも使われました。

6代目「トヨタ センチュリーロイヤル」2006年~

現在も使用されている御料車で、標準車1両、防弾性能を強化した特装車2両、寝台車1両の計4両が納入されています。センチュリーロイヤルは全長6,155mm×幅2,050mm×高さ1,780mmの8人乗りで、車両重量も2.92tにおよぶ国産には類を見ない大型車両となっています。

内装には和紙や天然木が使われているほか、座席には毛織物、乗降ステップには御影石が使われるなど自然素材がふんだんに用いられ、日本の固有の歴史・文化を表現しています。

ほかにも、両陛下が手を御振りになりやすいよう、窓枠の位置やシートの硬さも工夫されているそうです。まさに天皇陛下のための乗り物ということですね。

約100年前に、初代の自動車が導入された御料車。国際社会における日本の立場や、日本の産業の発展などの影響を色濃く受けているところが面白いところです。今までに6種類の車種が使用されてきたわけですが、次期御料車はどんな車両が採用になるのかも興味深いですね。

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