スバル フォレスターが歩んできた道のり

フォレスター誕生

スバル フォレスター 1997 初代

1990年代後半に起きた小型SUVブーム。トヨタ RAV4、三菱 RVR、ホンダ CR-Vなどのライバル車に続き、富士重工業(現スバル)は、初代フォレスターを1997年に発売しました。

フォレスターは、インプレッサのプラットフォームを流用し、ステーションワゴンと大型SUVの中間的な位置付けのモデルとして登場。高出力の水平対向2.0Lターボエンジンに、シンメトリカルAWDを組み合わせることによって、安定した力強い走りと、高いオフロード性能を達成し、一躍、スバルを代表する人気車種になりました(後に、2.0Lと2.5LのNAモデルを追加)。

2代目~4代目フォレスターの登場

スバル フォレスター 2002 2代目

フォレスターは、スバルの最大の強みである、オフロード性能を重視したクルマづくりを守りつつ、市場環境や市場要望に応えるため、モデルチェンジを行ってきました。

2代目(2002年~)は、優れたオフロード走行だけでなく、快適なオンロード走行も可能なSUVを目指しました。初代同様、2.0L NAと2.0L ターボを採用しつつ、普段の扱いやすさも狙い、エンジンは実用トルクを重視したセッティングに変更しました。

また、オンロード走行を重視した専用サスペンションや車高を抑えた「クロススポーツ」というグレードも追加されました。

スバル フォレスター 2007 3代目

3代目(2007年~)は、プラットフォームを"SI(SUBARU Intelligent)シャシー"に変更し、ボディサイズを拡大、全高を強調したSUVらしいスタイルへと変貌しました。

スバル フォレスター 2012 4代目

4代目(2012年~)は、シンメトリカルAWDに統合制御システム"X-MODE"を組み合わせ、強みである悪路走行性能をさらに進化させました。

予防安全支援システム"アイサイト"の採用や、2.0Lターボを直噴化にすることで、安全性能に加えて環境性能も充実させました。

5代目新型フォレスターの特徴

スバル フォレスター 2018

2018年7月に発売される新型フォレスターのシャシーは、新世代プラットフォーム"SGP(スバル グローバル プラットフォーム)"を採用しています。SGPは、静粛性や乗り心地など、走行時の質感が、これまでのスバル車に比べて飛躍的に向上しており、その効果は、すでにSGPが採用されているインプレッサやXVにて実証済みです。

パワーユニットは、2.5Lの直噴エンジン、および2.0L+モーターを組み合わせたハイブリッドの2種を設定しています。環境性能に配慮しながらも、エンジンのパワーアップも図られました。なお、シンメトリカルAWDと統合制御システム"X-MODE"は標準装備です。

さらに、予防安全運転支援システムの"アイサイト"は最新バージョンとなり、スバル初となる”ドライバーモニタリングシステム”を採用しています。この機能は、ドライバーの表情を分析し、居眠りやわき見運転を検知し、警告を発するものです。

新型フォレスターは、すでに先行予約が始まっており、2.5Lの予約が6割を占めているそうです。


最近のクロスオーバーSUVは、都会派を意識したオシャレなモデルが多いだけに、フォレスターの変わらぬ骨太なイメージが、際立っているように思います。フォレスターには、悪路走行や雪道走行が似合うクルマであってほしいと願っている人が多いのではないでしょうか。

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文・わんわんエンジニア
某自動車メーカーで30年以上、エンジンの研究開発に携わってきた経験を持ち、古いエンジンはもちろん最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。EVや燃料電池が普及する一方で、ガソリンエンジンの熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ること。

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