タイヤ溝のデザインはどうやって決めているの?

トレッドパターンの役割

【東京オートサロン】ニットータイヤ

タイヤの溝のデザインを、トレッドパターンといいます。このトレッドパターンは、操縦安定性や制動加速性能、静粛性、排水性、燃費など、様々な性能に影響を及ぼします。

そのためタイヤメーカーには、膨大なノウハウが蓄積されているとともに、日夜研究が行われ、常に進化しています。

タイヤは、クルマの性能を支える重要な部品の一つですから、性能をしっかりと発揮することが求められます。また、それをブランドとして伝える外観、すなわち見た目も大事なポイントであり、各タイヤメーカーは、かなりこだわってトレッドパターンを決めています。

トレッドパターンは、どうやって決まるの?

タイヤ トレッド

はじめに、商品のコンセプト、ターゲットユーザー、目標性能を踏まえて、デザインコンセプトを決定します。

ここでは、どのような技術課題があり、それをタイヤの構造、ゴムの配合、トレッドパターン等で、どのように解決していくかを、技術部門と見極めることから始まります。

次に、デザインコンセプトを元に2Dデザイン案を50~100ほど作ります。この時点で相当な数のボツ案が出ます。さらに、3Dデザイン案を10~20ほど提案した後、モックアップという実物に似せた模型を1~5案ほど作成します。

この絞り込みの段階で、シミュレーションにより目標性能を達成しうる仕様にベースを仕上げます。

そのうえでデザイナーが、商品の魅力を表現する外観に仕上げます。そして、さまざまな部門のメンバーが集まる、パターンデザイン選考会議を経て、デザインが決定します。

デザイン決定後も、開発グループでの材料や構造の検討など、新商品誕生まではまだまだ時間が掛かります。

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