タイヤの騒音低減!高級タイヤが採用する「インナータイヤアブソーバー」とは?

どのタイヤメーカーが採用したか

インナータイヤアブソーバーを初めて採用したのは、ダンロップです。2006年に「サイレントコア」という名称で、LE MANS LM703への採用以降、現在も進化し続けながら一部のモデルでは標準的に使っています。一時期、ヨコハマタイヤも「サイレントリング」という名称で吸音材を使ったタイヤを発表していましたが、現在、日本ではダンロップのみが採用しています。

一方、欧州タイヤメーカーの、ピレリ、コンチネンタル、ミシュランは、それぞれ「PNCS:ピレリノイズキャンセリングシステム」、「ContiSilent:コンチサイレント」、「ACOUSTIC TECHNOLOGY:アコースティックテクノロジー」という名称で、高級車用タイヤに積極的に採用しています。

日本メーカーはあまり積極的ではないのに、なぜ欧州メーカーは積極的な採用を進めているのでしょうか。

欧州メーカーが採用を進めている理由

欧州で、採用が進む理由としては、2つ考えられます。

ひとつは、欧州では郊外の道が荒れており、空洞共鳴音が目立ちやすいため。もうひとつは高速道路などを利用し、長距離を運転するのが日常的なので、空洞共鳴音が多いとドライバーに疲労が溜まりやすいためです。

日本は道路繋目の処理が比較的きれいなので、日本向けのタイヤ開発では、空洞共鳴音の低減よりも、ロードノイズの低減を重視することが多いようです。


今後「インナータイヤアブソーバー」技術が日本でも普及していくかどうかは、自動車メーカーそれぞれが騒音低減を、どのように進めていくかというシナリオ次第です。

タイヤ交換の際、ロードノイズを気にする方は、吸音効果のあるタイヤを試してみてはいかがでしょうか。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事

     
アヘッド Car & Motorcycle Magagine ahead archives