必要?それとも不要? 新車購入すぐの慣らし運転

自動車メーカーの意見はどっち?

運転

自動車メーカーの見解を調べてみました。まずはトヨタ自動車。ホームページ上の「よくある質問」に、”慣らし運転はした方がよいですか?”という問いがあります。この答えは

『慣らし運転の必要はありません。ごく一般的な安全運転に心がけていただければ、各部品のなじみは自然と出てきます。お客様が新しい車に慣れられるための期間を慣らし運転の期間と考えてください。』

とあります。20年前のように”決められた距離になるまで、エンジン回転数を一定数以上回してはいけない”といったルールはなく、ごく一般的な安全運転を行うことで、慣らしになるいうことです。

次に日産自動車のホームページの車種別の「取扱説明書」でノートの場合。

『走行距離が1,600kmに達するまでは、エンジン性能を最大限に引き出し、お車の信頼性と経済性が実現されるよう、次の推奨事項に従ってください。推奨事項に従わないと、エンジン寿命が短くなり、エンジン性能が低下するおそれがあります。
• エンジンの回転数を4,000rpm以上に上げない。
• アクセルを完全に踏み込んで走行しない。
• 急発進は避ける。
• 可能な限り急ブレーキは避ける。』

また、スカイライン(V37)の場合は、

『エンジン本体、駆動系などこの⾞両の持っている性能を⼗分に引き出すためには、ならし運転が必要です。⾛⾏距離約1,600kmまでは適度な⾞速、エンジン回転数で運転してください。』

となっており、日産ではエンジン性能を最大限に引き出し、信頼性と経済性を実現するための目安として、走行距離(と回転数)が記載されています。

ただし内容を見ると、アクセルペダルのべた踏みや急発進、急ブレーキといった、一般的にはあまりやらないことも書かれており、トヨタが推奨する”ごく一般的な安全運転”と同じ趣旨と理解できます。

つまり、トヨタ、日産では「慣らし運転だからと細かく回転数を意識する必要はなく、通常の安全運転を行えば問題ありません」という趣旨の発信がなされています。

これには、販売される車両のほとんどがAT車ということも関係しているのかもしれませんね。

さて、なぜ昔から新車の慣らし運転が推奨されているのでしょうか?

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