カッコイイのに...日の目を見ることのなかったスポーツカーたち

その③:ヤマハ OX99-11

YAMAHA OX99-11

2輪メーカーのヤマハ発動機が1991年に発表したOX99-11は、F1用V12エンジンを搭載したロードゴーイングスポーツカーでした。

エンジンは、3.5L V12 DOHCで、すでに2輪用エンジンに採用されていた5バルブを採用した60バルブエンジンで、当時、ヤマハがF1チームに供給していたOX99がベースになっています。そのスペックは、最高出力450ps/10,000rpm、最大トルク40kgfm/9,000rpmという超高回転型。駆動方式はMRで、車両重量はわずかに850kg。パワーウエイトレシオは1.9kg/ps弱で性能も本格派でした。

100万ドルをベースにする価格で、ロンドンで生産。1994年のデリバリーを予定していましたが、バブル崩壊が実態経済にまで波及しヤマハ発動機の経営が悪化したため、1993年に計画が終了。1台も販売することはありませんでした。

その④:童夢 零

日本初のスーパーカーメーカーになる可能性があった童夢。その第1号車が、零です。1978年のジュネーブショーで公開されました。

入念なテストを重ねて、零の型式認定を受けて量産に入る段階まで計画は進んでいましたが、運輸省(現在の国土交通省に相当)が認可を降ろしませんでした。その理由は、童夢の運営会社が自動車メーカーではなく自動車産業関連メーカーであったためといわれています。

その⑤:ランボルギーニ アステリオン

ランボルギーニ アステリオン

2014年のパリモーターショーで発表されたランボルギーニ アステリオンは、現在進行中の幻の1台です。ランボルギーニ初のPHEVとして開発されましたが、当時のランボルギーニ経営陣がPHEVに興味を示さず、2018年4月現在も市販にはいたってません。

こちらはランボルギーニ経営陣の考えや社会情勢の変化で、いつ市販されてもおかしくないモデルといえるでしょう。

数年、発表される年度が変わっていれば、市販化されていたかもしれないモデルたち。実際に日の目を見ることなく消えた儚さも、それらの幻のスーパーカーの魅力なのです。

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