“したいことを先読み”が心地良い『楽ナビ』

アヘッド 楽ナビ

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一般的に、人がカーナビに抱いている感情はこう言ってはなんだが、微妙だと思う。もはやカーナビなしにどこかに出掛けることはあり得ないくせに、少しでも予想外の案内をされると「ホントに合ってるの?」と疑心暗鬼になる。

text:ahead編集長・若林葉子 photo:渕本智信 [aheadアーカイブス vol.121 2012年12月号]
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“したいことを先読み”が心地良い『楽ナビ』

“したいことを先読み”が心地良い『楽ナビ』

新しく発売された『楽ナビ』ポータブルタイプは前評判がとても高い。常にスタンバイして、ドライバーの次のアクションを待ち受け、「したいこと」を先読みしてくれる。手を近付けて、さっと振るだけで操作が行えるというエアージェスチャーはその象徴。

これは、例えばナビ/AV画面切替や地図方位の切替、交差点案内表示など、自分がよく使う操作をひとつ、予め設定しておくことができるというものだ。私は地図スケール変更(広域/詳細)を選んで設定した。手を一振りするだけなら、運転を煩わされることもなく、確かに快適だ。

しかしながら、カーナビの本領がナビゲーションにあることは言うまでもなく、エアージェスチャーに象徴される快適さが本物かどうか…。普段からカーナビに多少、微妙な感情を持っている私は、「本当のところはどうなのか試してみようじゃないの」と、自他ともに認める"横浜の道に詳しい人間"をドライブに連れだした。 

目的地を入れて最短距離でルートを探索。案内に従って走り出す。が、途中、たびたび案内されたルートをわざと外れてみる。一番驚いたのは再探索のスピードの早さ。早いだけでなく、正確かつ無理させない。

例えば、カーナビが示した交差点を曲がりきれずルートを外れたとき、新ルートを探索している間に精神的に右往左往した経験は誰にでもあるはず。しかもシビアな場所でUターンさせられてイラッとしたり。

パンフレットによると、ルートから外れた場合、それが意図的なのか、間違ったのかを自動的に分析して、最適な新ルートを引き直している(インテリジェントルート)という。

『楽ナビ』は、私たちが想像している以上に、人が快適であることを最も重要と考え、進化してきているのだ。私の微妙だった感情も晴れ晴れと払拭された。

「道を間違えたとき、自分が考えるよりずっと早く、より的確に次のルートを示してくれる。『楽ナビ』の応用力はすごいね」と、前述の彼も納得した様子であった。
carrozerria「楽ナビ」 ポータブルタイプ
7V型地デジモデル(AVIC-MRP009)
マップチャージ(最新データバージョンアップ)3年分付き
(2012年11月〜2015年10月まで)
オープン価格
carrozzeria.jp

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text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。
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