ピンク・ホイール・プロジェクト活動レポート1

アヘッド ピンクホイール

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クルマ業界に携わる女性たちが集まり、より良いクルマ社会を実現すべく活動しようと、3月に発足した「ピンク・ホイール・プロジェクト」(PWP)が、いよいよ本格的に第一歩を踏み出した。嬉しいことに発足後も次々とメンバーが増え、現在すでに90名を突破。

text:まるも亜希子 photo:長谷川徹 [aheadアーカイブス vol.127 2013年6月号]
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ピンク・ホイール・プロジェクト活動レポート1

ピンク・ホイール・プロジェクト活動レポート1

まずはメンバー同士のネットワークを作ることと、プロジェクトとして掲げる内容を募り、検討する作業を少しずつ進めている最中だ。

そんな折、思いがけず素晴らしいご縁をいただいたのが、経済産業省・自動車課の方々との意見交換会。これはかねてから経産省が進めている、自動車業界を活性化させるための「自動車政策会議」の女性版として、日頃感じている問題や新たな提案などを出し合いましょうという趣旨で開催され、総勢30名ほどが集った。

始めに私から、「女性から見た魅力的なクルマ社会とは」というテーマでプレゼンを行い、問題提起をさせてもらうとメンバーからも発言があり、次第に各テーブルごとに議論が炸裂。時おり爆笑が巻き起こる和気あいあいとした雰囲気の中、時間いっぱいまで盛り上がりをみせ、経産省の男性たちも熱心に耳を傾けている姿が印象的だった。

会を通していくつかの提案をした中で、早くも実現に向けて動き始めたのが、女性がクルマ選びをする時に、助けになるような情報を提供しようというもの。パワーや速さやコーナリングがどうこうではなく、運転ポジションがしっかりとれること、取り回しの良さ、安心感や快適性、収納の使いやすさといった観点からクルマを客観的に評価し、優れたクルマの情報を公開する。

そのための「評価チーム」を結成することで経産省の賛同をいただき、まずは基準の策定を進めている。

また5月から月に1回、ユーストリームの番組『ピンク・ホイールTV』をスタート。毎回PWPメンバーが出演して様々な情報や活動報告を届けるほか、ネット生放送ならではの本音女子トークを繰り広げながら、視聴者とリアルなコミュニケーションをとる場としても活用していきたい。

毎月、どこかの金曜日22時より、URLhttp://ustre.am/cIQn での生放送。ぜひ一緒に盛り上げてもらえたら嬉しい。

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text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。
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