NAPAC 〜信頼性のベンチマーク

NAPAC 〜信頼性のベンチマーク

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NAPACは、アルミホイール事業部のJAWA(ジャワ)とスポーティングパーツ事業部のASEA(アセア)という2つの団体から成る。JAWAは72年から、ASEAは81年から活動を続けてきたが、これを04年に統合し、アフターパーツ業界の発展と普及に寄与してきた。
 
現在は、延べ140社以上がNAPACに加盟。商品説明や性能審議の場が定期的に設けられている。そこで様々な規格や基準に対するテストを実施し、品質に対する信頼を引き上げているのだ。
 
なぜこのような活動を続けてきたかとというと、日本ではモータリゼーションが急速に発展してきたため、アフターパーツなどの品質整備が追いつかず、かつてのアフターパーツには粗悪品が少なからずあったからだ。

しかも、ユーザーやショップの間にも車検の時だけ、装着パーツをノーマルに戻せばOKというグレーな対応が常態化していたため、自ら襟を正すためにJAWAやASEAが立ち上げられ、NAPACの基礎になったということだ。
 
今度、愛車に装着したホイールやパーツ、またはそのパッケージ等を見てみて欲しい。そこには〝品質認定〟や〝基準登録〟と書かれたステッカーがあるはずだ。これが様々な規格と法令をクリアしている証であり、違法改造や品質低下の抑止力になっている他、ショップやユーザーにとっても信頼性を計る上でのベンチマークになっている。
 
しかも、ホイール分野では製品が市場に出回ってからサーベイランステスト(市買試験)を行い、流通後もきちんと規格を維持しているかを調査するなど、極めて厳格な姿勢が貫かれているのだ。その根底にあるのは、カスタムを積極的かつ安全に楽しんでもらいたいという真摯な思いである。
 
特に、最近はスポーツカーのカテゴリーが活況を見せており、かつてクルマに夢を見てきた50~60代といった世代の心を掴んでいる。そうしたユーザーの中には、頭にそれぞれの理想のスタイルを思い描いている人も多く、その実現をサポートし、愛車に長く乗り続けてもらうためにも、アフターパーツの合法性と信頼性は欠かせないからだ。
 
また、〝クールジャパン〟として海外でも人気の高い、若者世代の自由なカスタムカルチャーも同様で、斬新なデザインとは裏腹に、品質は生真面目そのもの。
 
良質なモノ作りは、日本の原動力だ。NAPACは、クルマのアフターパーツを通してそれを実践し、クルマに思いを馳せるユーザーの趣味生活を全力でサポートしてくれているのである。

▶︎NAPACのひとつであるASEAの基準は、「登録制度」と「認定制度」のふたつの基準で運営されている。「基準登録証」は法令をクリアしていることを前提に各社の定める規格・品質を満たしているものに。「基準認定証」は法令のクリアはもちろんとして、ASEAが定めるさらに厳しい認定基準を満たしているものに、それぞれのシールが添付される。 www.napac.jp

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text : 伊丹孝裕/Takahiro Itami
1971年生まれ。二輪専門誌『クラブマン』の編集長を務めた後にフリーランスのモーターサイクルジャーナリストへ転向。レーシングライダーとしても活動し、これまでマン島TTやパイクスピーク、鈴鹿八耐を始めとする国内外のレースに参戦してきた。国際A級ライダー。

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