メーカー公認の"スバリスト"

メーカー公認の"スバリスト"

アヘッド レガシィ アウトバック

■レガシィ アウトバック
車両本体価格:¥2,677,500(2.5i)
車両重量:1,520kg
エンジン:2.5ℓ水平対向4気筒DOHC16
エンジン:デュアルAVCS
総排気量:2,498cc
最高出力:127kW(173ps)/5,600rpm
最大トルク:235N・m(24.0kg・m)/4,100rpm
JC08モード燃費:13.6km/ℓ

アヘッド XV ハイブリッド

■XV ハイブリッド
車両本体価格:¥2,499,000(HYBRID 2.0i)
車両重量:1,500kg
エンジン:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC16バルブ
エンジン:デュアルAVCS
モーター:最高出力10kW(13.6ps)
モーター:最大トルク65N・m(6.6kg・m)
総排気量:1,995cc
最高出力:110kW(150ps)/6,000rpm
最大トルク:196N・m(20.0kg・m)/4,200rpm
JC08モード燃費:20.0km/ℓ

アヘッド フォレスター

■フォレスター
車両本体価格:¥2,089,500(2.0i リニアトロニック)
車両重量:1,470kg
エンジン:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC16バルブ
モーター:デュアルAVCS
総排気量:1,995cc
最高出力:109kW(148ps)/6,200rpm
最大トルク:196N・m(20.0kg・m)/4,200rpm
JC08モード燃費:14.4km/ℓ


「〜ist」というのを英和辞典で引くと、「〜する人」「〜が巧みな人」「〜主義者」という意味が並ぶ。けれど日本語にそれが組み合わさって使われる場合には、「〜の熱心な信奉者」のような意味合いが強くなるケースが多い。古くは70年代に広がった、吉永小百合さんをこよなく愛する「サユリスト」のように。

昨年の東京モーターショーでレヴォーグを世界初公開するのに際して、富士重工業の吉永社長が「私どもスバルを支え、愛していただいているお客様のことを、最大級の敬意をもってスバリストと呼んでいます」と語られたことから、近頃あちこちで使われるようになっている「スバリスト」という呼称。

だが、それは最近になって生まれたものではない。

初出であるかどうか定かではないが、'75年のスバルの広報誌の中で東京農大の後閑暢夫名誉教授が「〝クルマに対する高い見識を持ち紳士的な運転をするスバルユーザー〟をスバリストと呼ぶ」旨の寄稿をされ、そこからスバル車のユーザーの中で徐々に広まった、といわれる。

富士重工業は中島飛行機という日本屈指であった航空機製造会社をルーツとするせいか、クルマ作りにおいても独創的なメカニズムを生み出したり、自分達の持つ技術や機構を徹底的に熟成して育てていく傾向が強い。

スバル独自の水平対向エンジンや4輪駆動システムなどを思い受かべていただけば納得されることであろうが、例えば重心高や車体ならびにパーツの剛性といった見えにくい部分、細かなところでは可動部品のフリクション低減のようなところひとつとっても、それはもう馬鹿正直に思えるほど徹底的に磨き抜くようなところがある。

スバルBRZ/トヨタ86の抜群のフットワークの良さは驚くほど低い重心高なくして生まれ得なかったものだが、両社の共同開発ということになってはいるものの、あれはスバルの技術者達の血と汗と涙をダラダラと流しながらの壮絶な努力の末にようやく日の目を見るに至ったものなのだ。

そうした一途さが基本軸なのであり、昔も今も全くブレることなく一貫している。その技術屋魂のようなものにファンは惹きつけられ、惚れ込むのである。「スバリスト」とは共鳴者なのだ。

考えてみれば、似たような呼称が昔から自然発生的に使われてきたのは、「フェラリスタ」と「アルフィスタ」ぐらいか。「ニッサニスト」というのは聞いたことはあるけれど一般的ではないし、「トヨティスト」は聞いたことがない。その辺りがスバルというブランドの個性を、明確に表しているように思う。

果たして新しいレヴォーグは、スバリストのお眼鏡に適うクルマに仕上がっているかどうか、楽しみである。

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text:嶋田智之/Tomoyuki Shimada
1964年生まれ。エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集長を長年にわたって務め、総編集長として『ROSSO』のフルリニューアルを果たした後、独立。現在は自動車ライター&エディターとして活躍。

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