「ダカールラリー2015」 目前に迫る

「ダカールラリー2015」 目前に迫る

アヘッド ダカールラリー2015
アヘッド ダカールラリー2015 地図

1月3日のスタートセレモニーの後、4日に競技が始まり、途中、1日のレストデイを挟んで、17日にゴールする。二輪部門は総延長距離9,295㎞、四輪部門が9,111㎞、トラック部門が8,159㎞。一日のトータル距離が1,000㎞を超える日もある。

今大会はアルゼンチンのブエノスアイレスをスタートし、北西に進路を取り、4日目にアンデス山脈を越えてチリに入り、さらに北上、チリとボリビアの国境に近いイキケ(Iquique)で折り返して(二輪・四輪はボリビアに入りウユニ湖まで行く)、またアンデス山脈を越えてブエノスアイレスまで戻るというループを描くルートだ。

標高で言うと、10日目にはなんと4,475mまで登ることになるらしい。これらひとつひとつの数字が、ダカールラリーという競技の壮大さを物語っている。

私自身も日野チームスガワラにナビゲーターとして加わり、実際にこの競技に参加するのだが、全てが未知の世界でもはや想像の域を超えている。

クルマの振動でナビが失神したという話も聞けば、山越えの日に高山病一歩手前まで行ったという話も聞き、そんな厳しい状況で、果たして自分はきちんと役割を果たせるのかと心配をすればきりがない。

日野チームスガワラのメンバーは、1号車の乗員が3名。ドライバーの菅原義正、ナビの羽村勝美と若林。2号車はドライバーの菅原照仁とナビの杉浦博之。メカニックは4名で、日野の社内公募により、全国のディーラーから選抜された精鋭である。

さらにメカニックリーダーとサブリーダー、それに現地でコンピューターのチューニングを行うエンジニアが加わる。そしてマネージャーを含めたスタッフが4名。

日常の(期間の長いこの競技は「生活」でもある)細かな業務や、3台あるサポートカーの運転なども彼らが担当してくれる。現地のチームメンバーは全16名。誰一人欠けても闘うことはできない。

チームへの参加が決まってから、さまざまな打ち合わせを重ねる一方、個人的には国際Cライセンスの取得、予防接種等々慌ただしく日々を過ごして来た。さて、いったいどんな経験が、どんな試練が自分を待ち受けているのか。

とにかく体調を整えて静かな気持ちでその日を迎えたいと思っている。

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text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。

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