AYRTON SENNA 最近きいたセナの話

アヘッド セナ

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「セナはすごいんです」と聞いたのは25年前のことではなくて、つい先日のことである。ホンダの第2期参戦活動でエンジンの開発に携わったエンジニアにインタビューしたときのことだ。V12エンジン時代のセナのチームメイト(ドライバーの名誉のためにあえて明記しない)はシフトダウンするときに1000rpm以上もオーバーレブしてエンジニアを泣かせたそうだ。

text:世良耕太 photo:長谷川徹  [aheadアーカイブス vol.167 2016年10月号]
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最近きいたセナの話

最近きいたセナの話

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くだんのエンジニアは「鍛えてもらいました」と笑ったが、つづいて出てきたのが冒頭の言葉である。「セナはすごい」んだと。オーバーレブは一切しない。何回転で使ってくれというと、きっちり使ってくる。当時3.5ℓ/V12自然吸気エンジンは、トルクバンドが狭いピーキーなエンジンだった。

その狭い回転領域を外すとアクセルペダルを踏んでも反応が鈍く、期待どおりの力を出してくれない。ドライバーからのフィードバックを受け取ってエンジニアは対策に努めるのが常だったが、セナの場合は要求がほとんどなかったという。

「トルク特性が良くても悪くても、お構いなしに乗りこなしてしまうんです。おかげで我々はずいぶん楽をさせてもらいました」 伝説のセナ足である。

「ええ、セナ足でした」とくだんのエンジニア。アクセルペダルに乗せた足を小刻みに揺すって、エンジンのツキを探り出すのだ。そうして文句も言わずに乗りこなしておいて、「あそこはこうするともっとよくなるね」とアドバイスするのがセナだったのだ
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text:世良耕太/Kota Sera
F1ジャーナリスト/ライター&エディター。出版社勤務後、独立。F1やWEC(世界耐久選手権)を中心としたモータースポーツ、および量産車の技術面を中心に取材・編集・執筆活動を行う。近編著に『F1機械工学大全』『モータースポーツのテクノロジー2016-2017』(ともに三栄書房)、『図解自動車エンジンの技術』(ナツメ社)など。http://serakota.blog.so-net.ne.jp/
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