アルマーニを着こなしたベスパ

アルマーニを着こなしたベスパ

アヘッド  Vespa 946 Emporio Armani

ベスパと言えばオシャレをしていても乗れるスクーターという唯一無二の存在だが、この「946」がエンポリオ アルマーニを着こなすことにより、よりモードな存在へとラグジュアリーに変化した。

ボディは光の反射によってグリーンに見えるチャコールグレー、シートとグリップは気品あるブラウン。こんな繊細なカラーリングをバイクに採用する発想はファッションブランドならでは。'20年代風のクラシカルでありながらもモダンな紳士や淑女のイメージを纏わせたようで、まさに、エレガントという言葉がよく似合う。

用意されたアクセサリーも、シートと同じカラーで作られたボストンのようなキャリーバッグや贅沢なリネンのシートカバー、ボディと同色のヘルメットなど、そのオシャレさが際立つものばかり。

また、エンポリオ アルマーニでは、ブルゾンやTシャツといったアイテムを限定カプセルコレクションとして発売する。現在、銀座のアルマーニにて期間限定で展示されているので、是非足を運んでみて欲しい。

バイク×ファッションのコラボというのは珍しいと思われがちだが、ファッションの流行に欠かせない“バイカースタイル”をリアルに表現するバイクは、意外と親密な関係性を築いている。

今までもドゥカティとディーゼルがコラボしたスタイリッシュな「モンスター696」や、トライアンフとポール・スミスがコラボした、ユニオンジャックをまとった「ボンネビルT100」など、そのブランドの世界観とバイクの個性が融合した限定モデルが販売されている。

国を代表する産業がコラボして、新しい可能性とイメージを広げているのだ。

これらを見ていると、バイク王国の日本でも、コム・デ・ギャルソン×SRとか、アンダーカバー×Ninjaとか、sacai×スーパーカブとか、ヨウジヤマモト×グラストラッカーなんてあったら面白いのに……。と、日々妄想を膨らませずにはいられないのだ。


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text:サトウマキ/Maki Sato
ファッション専門誌からバイク専門誌の編集部に転職した異例の経歴を持つ。現在はフリーランスのエディター&ライター。30代でバイクの免許を取得した。遅咲きながら、バイクへの情熱は人一倍、勉強熱心で努力家。ライディングの美しさには定評がある。

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