DUCATI Multistrada 1200S(ドゥカティ ムルティストラーダ)

アヘッド ドゥカティ ムルティストラーダ

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ムルティストラーダはイタリア語で「多様な道」という意味。オンロードからオフロード、ツーリングから街中まで、すべての道を快適に走破できるというコンセプトで作られた。スーバーバイク1198と同じ水冷エンジンでサーキットも楽しむことができるはず。オフロードを走れるバイクなのに都会も似合う。どのようなシチュエーションにもマッチするまさに1台4役なマルチプレイヤーだ。

text:神谷朋公 photo:長谷川徹 [aheadアーカイブス vol.155 2015年10月号]
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DUCATI Multistrada 1200S(ドゥカティ ムルティストラーダ)

DUCATI Multistrada 1200S(ドゥカティ ムルティストラーダ)

■今月の走行データ
使用期間:8月21日〜9月24日(35日間)
走行距離:2,037.5km
使用燃料量:153.5ℓ(ハイオク)
平均燃費:13.27km/ℓ

■SPEC
車両本体価格: ¥2,499,000〜(税込)
排気量:1,198.4cc
最高出力:112kW(150hp)/9,500rpm
最大トルク:128Nm(13.1kgm)/7,500rpm
修善寺で行われた試乗会に参加するため、大雨で濃霧のターンパイク、伊豆スカイラインを走ったが、電子制御のお蔭で全く恐怖を感じなかった。帰りに天気が回復し大観山の山頂で虹と遭遇。こんな大きくキレイな虹を見たのは何年振りだろうと思わずパシャリ。
今回の試乗車にはついていないが、オプションのパニアケースを付けてもカッコイイ。また、写真では分かりにくいがスイングアームの左側から出ているリアフェンダーは、泥跳ねや水跳ねを最小限に抑えてくれる。ここまで装備が豪華なのでさらにリクエストがあるとしたら、オートシフターがあるとツーリングが快適になるのではないかと思った。
オフロードバイクでよく見かけるナックルガードは、林道を走っている最中に、枝などから手を守り、さらに万一の転倒時にレバーの折損も防いでくれる。また雨の日も濡れにくく風が直接手に当たらないのでとても快適だった。
様々な電子制御を操作するための左ハンドルスイッチ類。大きくて節度がしっかりしており、グローブをしたまま直感的に操作できる。このスイッチで電子制御の設定変更が可能。夜にはスイッチの周りにLED照明が点灯する。
カラ—液晶メーターパネルは様々な情報を示し、まるでレーシングマシンの様。周辺の明るさを感知してメーター光の強弱を自動調整してくれるので夜間やトンネルに入った際に眩しくならないのが大きな利点。
電子制御のサスペンションなので、コントロール用のコードが繋がっている。通常サスペンションを調整する場合は工具が必要だが、プリロード、ダンピング調整共に工具を必要としない。信号待ちの間にセッティング変更が可能だ。
今回は秋雨前線や台風の影響で雨の中ライディングする機会が非常に多かった。しかし様々な装備の恩恵で全く苦痛ではなかった。気が付くと走行距離がいつものレポートの倍近い距離となった。乗り易いバイクというのは無意識に距離が伸びる。

ちなみにWEB版aheadアーカイブ9月号で、このムルティストラーダの北海道試乗会の記事を読むことが出来る。

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