F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1+ vol.03 本気と意地の富士
「富士だけ勝っていないので、なんとしてでも勝ちたい」と言ったのは、アウディ・スポーツの代表、W・ウルリッヒだ。今年のル・マン24時間こそポルシェに勝利を譲ったものの、それ以前はアウディが5連勝している。だが、世界耐久選手権(WEC)が復活し、その一戦に富士スピードウェイが組み込まれた2012年以降、アウディは富士に限って勝利とは縁がなかった。
text:世良耕太 [aheadアーカイブス vol.156 2015年11月号]