コンパクトクラス随一の乗り心地!? 〜三菱ミラージュ

アヘッド 三菱ミラージュ

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それは、ふっくらとした肉厚のシートに身体を預けた瞬間に、張りつめていた全身を包み込んで緩めてくれる。手を伸ばしてハンドルをギュッと握ると、指先を適度な力加減にリラックスさせる。そしてペダルを踏み込み、窓ガラスの景色が流れはじめる頃、厳戒態勢だった脳が解き放たれ、平常モードへと戻ってゆく。すべては、ミラージュがそこかしこから伝えてくる、「安心感」によるものだ。

text:まるも亜希子 [aheadアーカイブス vol.161 2016年4月号]
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コンパクトクラス随一の乗り心地!? 〜三菱ミラージュ

コンパクトクラス随一の乗り心地!? 〜三菱ミラージュ

近ごろは、先進の安全装備がついていることを謳うコンパクトカーも多いけれど、走り出した瞬間からクルマを降りる時まで、いつでも安心して乗っていられることと、装備がついていることとは、必ずしもイコールとは言えない。

でも、ミラージュがそれをイコールにしているのは、まずベースとなる走行性能がしっかり磨かれていなければ、心から安心とはいえないことを、ちゃんとわかった上で熟成させてきたから。デビュー前のプロトタイプから試乗し、この4年の進化を見てきて最新型に試乗してみて、それをつくづく実感したのだった。

まずミラージュのデザイン。立体的で塊感のあるフォルムに、太いクロームのモダンなグリルが大人の洗練された雰囲気を醸し出して、上っ面だけのチャラい印象はどこにもない。

足元をグッと引き締めるアルミホイールに、タイヤの銘柄も一流どころをチョイスしている。大事なものはケチらない、それがそもそも本物の証。見る人が見れば、ミラージュの価値はそれだけでわかるはずだ。

そしてインテリアだって、ピアノブラックとクローム装飾がとてもシックで、ほどよくサポート性のあるシートの座り心地も上質感がある。走り出せば、1.2ℓ直3エンジンは力強さと軽快さがちょうどよいバランス。

変速比幅が広くスムーズな加速を引き出す、副変速機付CVTもいい仕事をしてくれる。さらに、三菱が丹念に仕上げてきたサスペンションのチューニングと、新しい電動パワーステアリングが思い通りに操ることを叶えてくれる。リアシートに座れば、乗り心地もしっかりと向上して、コンパクトクラス随一と言っていいくらいだ。

荷物が増えた時のシートアレンジ、小物が散乱しない収納など、日常のシーンに欲しい機能は当たり前にある。運転がちょっと苦手な人や、コンパクトカーにガッカリしたことがある人。そんな人にも乗ってみて欲しいのがミラージュだ。

●MIRAGE
車両本体価格:¥1,485,000(G)(税込)
排気量:1,192cc 最高出力:57kW(78ps)/6,000rpm
最大トルク:100Nm(10.2kgm)/4,000rpm

ABSやアクティブスタビリティコントロールはもちろんのこと、先進の予防安全技術「e-Assist」(低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム、誤発進抑制機能(前進時))も装備されている。
*ボディカラー、ホワイトパールは有料色です。

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text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。
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