DUCATI Diavel(ドゥカティ ディアベル)

アヘッド ドゥカティ ディアベル

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ロー&ロングなフォルムや太いリアタイヤからクルーザーのように思えるが、実際に乗ってみると、独特のハンドリングで「走る」、「曲がる」、「止まる」を高次元で実現している。見た目とは違いドゥカティらしい純粋なスポーツバイクだった。ちなみに「ディアベル」とはイタリアのボローニャ地方の方言で「悪魔」という意味だという。

text:神谷朋公 photo:長谷川徹 [aheadアーカイブス vol.161 2016年4月号]
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DUCATI Diavel(ドゥカティ ディアベル)

DUCATI Diavel(ドゥカティ ディアベル)

■今月の走行データ
使用期間:3月1日〜3月29日(29日間)
走行距離:1,815km
使用燃料量:133.23ℓ(ハイオク)
平均燃費:13.62km/ℓ

■SPEC
車両本体価格: ¥2,086,000(税込)
排気量:1,198.4cc
最高出力:82kW(112hp)/6,500rpm(日本仕様)
最大トルク:117Nm(11.9kgm)/6,250rpm(日本仕様)
個性的なデザインのヘッドライトは、フルLED仕様となっており、非常に明るく夜間走行が楽しみに思えるほどだった。また左右エアダクトの下にはLEDのターンシグナルランプがレイアウトされており、スタイリッシュにまとまっている。
マルゾッキ製50mmフルアジャスタブル倒立フォークとブレンボのモノブロックキャリパーは強烈なストッピングパワーを発揮。ボッシュ製のABSが組み合わされているので、路面状況が悪くてもロックしないという安心感がある。
17インチで240サイズの迫力あるリアタイヤは、ディアベルの膨大なトルクを受け止めて蹴りだすように加速させる。また2-1-2レイアウトの2本出しマフラーは、ドゥカティのLツインらしい鼓動感あふれるサウンドを奏でてくれた。
上下に分割されたメーターパネルはハンドル部にはスピードとタコメーターを。タンクには液晶カラーディスプレイをレイアウトし、ギアポジションやライディング・モードなどの情報を表示している。ちなみに、鍵をポケットに収めたままの状態で“オン・オフ”が可能なハンズフリーイグニッションを採用しているので、とても便利だった。
個性的なパッセンジャー用のグラブバーは、スライド式で収納が可能となっている。シート下のノブを引くとロック機構が解除され、シートカウルからグラブバーを引き出せる面白い仕組み。収納時はその存在に気付かない程、デザインに溶け込んでいる。
ドゥカティが誇るスーパーバイクシリーズ直系の水冷テストストレッタエンジンをディアベル用にチューニング。低中速トルクが非常に豊かな特性になっている。またスリッパークラッチを搭載しているので、クラッチが軽く、シフトダウンに気を使わずにすむ。
車体下側に水平に取り付けられたフルアジャスタブルモノショックは、リンクを介して作動する。初期設定は固めだったが、工具なしでプリロードを調整することができるのでシチュエーションに合わせて気軽にセッティング変更ができた。

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商品詳細