プロとアマが同じマシンで走るレース「インタープロトシリーズ」

プロとアマが同じマシンで走るレース「インタープロトシリーズ」

アヘッド インタープロトシリーズ

一口に四輪のレースと言っても、種類も数も多種多様だが、プロのレーシングドライバーと組んで、直接指導を受けながらスキルアップができる、そんなクルマ好きには夢のようなレースがある。2013年から始まったインタープロトシリーズがそれだ。

ジェントルマンドライバーと呼ばれるアマチュアとプロドライバーがチームを組み、1台のマシンを共有して、ジェントルマンはジェントルマンだけで、プロはプロだけでそれぞれレースを闘うというユニークな仕組みが採用されている。

4ℓV6エンジンをミッドシップに搭載したワンメイクのマシン「kuruma」はこのレース専用に開発されたもの。電子制御デバイスは基本的に排除されており、マシンの性能差を限りなく少なくすることで、純粋にドライバーのテクニックで競うレースを目指している。

個人で一からレースに参戦しようとすると、まずマシンをどうするか、メカをどうするかというところから始めなければならず、それに関わる費用も青天井だ。インタープロトはその敷居を一気に下げた。事務局に相談すれば、それらを丸ごと手配してくれる。

アヘッド インタープロトシリーズ

マシンをシェアするプロドライバーもみな一流だ。2016年のエントリーリストにはロニー・クインタレッリ、平手晃平、松田次生、石浦宏明らが名前を連ねている。

これらのドライバーと組むことによって、ジェントルマンドライバーはセッティングからドライビングまであらゆる面でプロドライバーからアドバイスを受けることができる。

実際、あるジェントルマンドライバーは「プロと同じマシンを必死で乗りこなそうとすることで、自分でも驚くほどスキルがあがった」と話してくれた。

私が観戦に行った日はアジアン・ルマンとの併催だったが、入場料は一日2千円で、パドックにも自由に出入りできる。気軽にプロドライバーに話し掛けたり、サインをもらったり、観客がドライバーを身近に感じられるのもこのレースのいいところである。

●インタープロトシリーズ
www.interproto.jp/index.html
問い合わせ先:Inter Proto Series事務局
Tel:0550(76)6181

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text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。
2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。

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