岡崎五朗のクルマでいきたい VOL.104 あおり運転に巻き込まれない

VOL.104 あおり運転に巻き込まれない

アヘッド 岡崎五朗のクルマでいきたい

具体的には、たとえ事故に至らなくても、悪質なあおり運転をしたドライバーを免停にするよう、全国の警察に指示を出したのだ。法的根拠となるのは、道交法にある「クルマを運転することで危険を生じさせる可能性のある者を免許停止にできる」という項目。従来は飲酒や覚醒剤使用といったケースに適用されていたが、それをあおり運転にも適応する。

警察官がこの通達を濫用しない限り、基本的には大いに賛成だ。僕はあおられた経験はほとんどないが、他者があおられているシーンは何度か見かけているし、実際に悲惨な事故も起きている。厳しい取り締まりが事故を未然に防ぐことを切に願う。とはいえ、警察が常に近くにいてくれるわけではない以上、自分で自分の身を守ることも必要だ。

僕の経験上、あおり運転防止にもっとも有効なのは、意味もなく車間をつめてくるようなドライバーに遭遇したらさっさと道を譲って先に行かせてしまうこと。制限速度を守らない方がいけないんだ、などと意地になって張り合うのは愚の骨頂である。片側一車線の道路だったら自車を左に寄せて「お先にどうぞ」がスマートなやり方である。

高速道路でも同じだ。追い越し車線をマイペースでノロノロと走っている人をよく見かける。後方に長蛇の列ができてもわれ関せず。本人は安全運転をしているつもりなのだろうが、交通の流れを完全に無視したその超然とした態度には、ゆっくり走ってなにが悪い? といった開き直りすら感じる(実際はこうした運転も通行帯違反になる)。

こんな状態が長く続くと、最初は我慢していた後続車のドライバーも次第にイライラを募らせ、なかには車間距離を極端につめてくる人も出てくるだろう。当然事故のリスクは高まる。あおられることが多いと感じているなら、後続車のドライバーをイライラさせていないか、自分の運転を一度見直してみることをおすすめしたい。

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