第36回 輸入車試乗会2016 女性ジャーナリストの選んだクルマは?

今井優杏の選んだ2台

アヘッド 女性ジャーナリストが選んだ2台

DS3 カブリオ

アヘッド 女性ジャーナリストが選んだ2台

乗った瞬間に「うわは!」と感激したDS3カブリオ。パワートレーンが3気筒の1.2リッターターボチャージャー×6ATに変わったというから、まあちょっと乗っとくかと軽い気持ちで試乗したら、悶絶ものの気持ちよさ。

フランス人は運転が荒いというのはもはや定説なのだけど(特に凱旋門のランナバウトのオラオラぶりったら!)、そんな血気盛んなフレンチ・ガイズたちをも力ずくで納得させるパワフルな加速、ぎゅいん! と効いてくるターボチャージャーのガツンガツンな肉食フィール!

1.2リッターの超ダウンサイジングエンジンだということを微塵も感じさせない貪欲なトルクです。これはぽってりと丸っこいシルエットを持ちながら、DSならではの辛口風味なエッジを効かせたエクステリア&インテリアからは辛くも想像できなかったもの。

そしてそれを受け止める、ねっとりと粘るフレンチらしいアシがまた心地よいのですよ。コーナリングはおろか、塗装が荒れたような場所でも、路面を掴む掴む。なのにキャビンはフラットなままで、ああここにネオ・フレンチの王道極まれり! しかもルーフまでオープンに出来ちゃうロマンチックさまで兼ね備えているのでした。

車両本体価格:¥3,040,000(Chic、税込)
全長×全幅×全高(㎜):3,965×1,715×1,460
車両重量: 1,200kg
定員:5人
エンジン:ターボチャージャー付直列3気筒 DOHC
総排気量:1,199cc
最高出力:81kW(110ps)/5,500rpm
最大トルク:205Nm(20.9kgm)/1,500rpm
JC08モード燃費:19.8㎞/ℓ
駆動方式:前輪駆動

メルセデスベンツ C220d ステーションワゴン スポーツ

アヘッド 女性ジャーナリストが選んだ2台

スタイリッシュで実用的。それでいてインテリアも美しく、セーフティーもバッチリと、何拍子も揃っているC220dステーションワゴン。セグメントを越えたゴージャスさを備え、何回乗っても「ああ、欲しい!」ってなっちゃうくらいに大好きな一台です。

とにかくこのディーゼルエンジンの踏み心地がいい。滑らかかつ、きめ細やかなトルクの盛り上がりは、ドライバーの意志を鏡のように映しだすと言ってもいいくらい、リニアリティーに優れたもの。あんまり思い通りになるものだから、ワインディングでのドライブではセクシーな気分すら味わわせてくれる。

メルセデス・ベンツには剛健なイメージがあるかもしれませんが、このディーゼルはそんなドラマチックさをも持ちあわせている、センシュアルなエンジンだと感じています。

さらに、使い勝手をも網羅するのがステーションワゴンのいいところ。趣味の多い私ですから、広い荷室は大きな魅力です。自転車やサーフボードにウエットスーツはもちろんのこと、登山用品もばかすか積み込める積載量を誇りますし、もちろんゴルフバッグだって、ぽいっと放り込める。それがこのボディサイズで実現するなんて、優等生すぎ!

車両本体価格:¥6,410,000(税込)
全長×全幅×全高(㎜):4,730×1,810×1,450
車両重量: 1,750kg
定員:5人
エンジン:DOHC直列4気筒ターボチャージャー付
総排気量:2,142cc
最高出力:125kW(170ps)/3,000-4,200rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1,400-2,800rpm
JC08モード燃費:19.6㎞/ℓ
駆動方式:後輪駆動

藤島知子の選んだ2台

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テスラ モデルS P85D

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「いま、最もモテる高級車は何か?」と聞かれたら、私は電気自動車の「テスラ モデルS」だと答えるだろう。排出ガスを出さない電気自動車は環境負荷が少ない乗り物として認識されているが、テスラが提案する作品はモーター駆動ならではの力強い加速フィールがインパクトを与える。

中でも、「モデルS P85D」と呼ばれる仕様は、車両の前後に2つのモーターを搭載した4輪駆動のモデル。0-100㎞/h加速は驚異の3.3秒!? スーパーカーも真っ青の圧倒的なパフォーマンスを誇る。日本では最高時速の250㎞/hを試すのは難しいが、スタートダッシュだけでもその凄さはすぐに体感できる。

普通に走り出せば、静寂に包まれながら滑らかな足取りで動き出すのだが、いざアクセルペダルを奥まで踏み込むと、ドーンッという強烈な加速Gとともに身体がシートに押しつけられる。まるでワープしたかのような強烈な感覚は、これまでのクルマでは体感したことがなかったもの。

非日常感満点のモデルSは高い次元の操縦安定性を備えたドライブフィール、高級車としての美しい佇まい、17インチのタッチスクリーンを大胆に用いたインターフェイスなど、未来と向き合う感覚が新鮮さと驚きに満ちている。

車両本体価格:¥13,690,000(税込)
全長×全幅×全高(㎜):4,970×1,954×1,440
車両重量: 2,190kg
定員:5人
最高出力(フロント/リヤ):193kW/375kW
最大トルク(フロント/リヤ):330Nm/330Nm
最大航続距離(NEDC):491㎞
0-100㎞/h加速:3.3秒
最高速度:250㎞/h
駆動方式:AWD

ベントレー コンチネンタル GT V8 S

アヘッド 女性ジャーナリストが選んだ2台

今年のJAIAで心を揺さぶられたのは、ベントレー「コンチネンタルGT V8 S」。

理由は二つあって、一つは「ジェットストリーム」という空色のカラーがあまりにステキだったから。コンチネンタルGTがもつ、威厳ある堂々とした風格に爽やかな空色という意外性。何よりも派手に成り下がらないのは、生まれながらの品性が備わっているから。

そして、もう一つの理由は、どこまでもジェントルな走りで魅了してくれたこと。低速で流している時は、アクセルペダルに力を込めた以上に車速を上げるようなことはなく、ドライバーの感覚以上にクルマが出過ぎることはない。

その一方で、踏み込むと528psもの力を秘めたV8 4ℓツインターボエンジンが力を漲らせるが、2t以上ある巨体で悠々とクルージングしていく。加速する課程のフィーリングはじつに奥ゆかしく、どこまでもジェントル。日ごろはエレガントに振る舞い、時として自らが敵に立ち向かう英国貴族の美学を思わせる。

隅々までクラフトマンシップが息づく作り込みが施されたベントレーには、男性が手にすることで光る魅力が備わっているのではないだろうか。女性が踏み込めない「聖域」に緊張感を感じさせるあたりがたまらない。

車両本体価格:¥23,100,000(税込)
全長×全幅×全高(㎜):4,820×1,945×1,400
車両重量: 2,380kg
定員:4人
エンジン:4.0リッターV8ツインターボチャージド
総排気量:3,992cc
最高出力:389kW(528ps)/6,000rpm
最大トルク:680Nm(69.3kgm)/1,700rpm
最高速度:309㎞/h
0-100㎞/h加速:4.5秒
駆動方式:全輪駆動

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