私の考えるカワイイ、カッコイイ

ライダーは“カッコイイ”を求めている

今、最もカッコイイと思うバイクは、先のインターモトで発表されたBMWモトラッドのアール・ナインティ・レーサーだ。

バイク単体で見ただけだと、そこまで惹かれるものではなかったのだが、イメージ写真を見ると、なんと、モデルとなっているのが女性で、走っている姿がたまらなく色っぽく、そしてなによりもかっこよく印象に残ったのだ。

あのエンジンなら走らせても乗っても楽しいこと間違いないだろうな…と、最初のイメージから一転し、そんな妄想まで膨らませるくらいに気になる存在となっている。

でも、実車をまだ見ていないので、想像だけで終わる可能性がある。ということで、次点はトライアンフのストリート・ツイン。ラフにもスポーティにも、女性でも無理せず乗ることができ、バイクの要である操る楽しさも存分に味わえる。

シンプルなだけにファッションやカスタムでイメージを変えることができるところが最大の魅力でもある。そう、バイクは乗り方次第で、かっこよくもかわいくもなれる乗り物なのだ。

例えば全身タイトな黒のレザーで決めればかっこいいイメージになるし、チェックのシャツにブラウン系の革ジャンとデニムを合わせたらキュートなウエスタンスタイル。さらには今流行のパーカータイプのジャケットを着たらかわいらしいアウトドアスタイルに仕上がる。

バイクは身体をむき出しにして操る乗り物であり、ライダーもバイクの一部になるからこそ、着ているモノでバイクのイメージが全く変わるということなのだ。

また、バイク自体にも〝かわいらしさ〟を感じるものもあり、それは色使いであったりフォルムであったりするのだが、ベスパや今はなき富士重工のラビットやランブレッタが自分のなかではカワイイと感じるものであり、ベスパ946のアルマーニコラボの美しく造り込まれたその姿に本気で心を奪われそうになったほど。こちらもかわいくもかっこよくも乗れるモデルだ。

バイクは、自由を象徴するツールとして、映画や物語の中で〝かっこいい〟ものとして描かれてきた。アウトローであったり、ロッカーズであったり、不良であったり、孤高の存在であったり。

そんなマイノリティーで非現実的なイメージがバイクの存在をかっこいいものとして際立たせている。バイク乗りは誰もがかっこよくなりたくてライダーに変身しているはず。そう、バイク乗りにとって〝カッコイイ〟ことは考えるまでもなく、〝必然〟なのだ。

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

TRIUMPH STREET TWIN
車両本体価格:¥999,500〜
総排気量:900cc
最高出力:40.5kW(55ps)/5,900rpm
最大トルク:80Nm(7.8kgm)/3,230rpm

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text:サトウマキ/Maki Sato
ファッション専門誌からバイク専門誌の編集部に転職した異例の経歴を持つ。現在はフリーランスのエディター&ライター。30代でバイクの免許を取得した。遅咲きながら、バイクへの情熱は人一倍、勉強熱心で努力家。ライディングの美しさには定評がある。

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