私の考えるカワイイ、カッコイイ

背伸びしたクルマはパワーブーストになる

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

FIAT500 POP
車両本体価格:¥1,998,000(税込)
総排気量:1,240cc
最高出力:51kW(69ps)/5,500rpm
最大トルク:102Nm(10.4kgm)/3,000rpm

30代。のっけから厳しいことをいえば、人生の中でももっとも悩み多き年代になるんじゃないかな。かくいう私も、特に30代の前半は、のたうち回りながら乗り越えた記憶がある。

20代みたいに若さと勢いだけでモノゴトを回していくにはオトナになりすぎているし、周囲だって「若い」ってだけで許してくれなくなってくるし。だからといって自分軸がハッキリ定まる40代の余裕を醸し出せるほどには円熟していない。若さから成熟への、いわば脱皮期に当たるのがまさに30代なのだ。

しかし、だからこそ30代はもう、それはそれはやみくもに楽しい!

やすりのように世間に擦られ続けるからか、感性も出逢う人も、瞬く間に洗練されていくと思う。収入も安定し、やっと女として生きる歓びを謳歌出来る年代でもあると思うのだ。自身の30代を振り返って、しんどかったからこそ一緒に乗り越えて来た、助けてくれた、そして共に闘った人脈の数々は、今後一生続くような宝物になったと確信している。
 
というわけで、そんな輝ける30代だからこそ、〝ちょっと〟背伸びをして、自分の格を上げてくれるようなクルマを選ぶことを提唱したい。キーワードは「カワイイ」でも「カッコイイ」でも、「品格を感じられるチョイスにすること」。たとえば「カワイイ」ならBMW MINI、ルノー トゥインゴ、フィアット500なんかはいい感じの塩梅だと思う。

「カッコイイ」ならメルセデス・ベンツAクラスや同じくCLAなんかもイイ。ボルボV40なんかもオススメだ。国産車ならトヨタのハリアーなんかも○。いいクルマは上質な靴に足先を入れるよりも何倍も大きなパワーで、日常を潤わせてくれると思う。たとえバッグにキーを持っているだけでも!

私は30代でマイ・ファースト・メルセデスを手に入れた。買った当時は分不相応なんじゃないのかとドキドキしたけど、このクルマに似合う女になろうと思えたことは、30代を生き抜くパワーブーストになってくれたと信じている。

ちゃんと上質の似合う女になろうと努力すること。その後押しをしてくれるくらいにパワフルなクルマを敢えて選ぶっていう気合いは大事。激動の30代を共に生き抜く相棒なんだから。もし失敗しちゃってもまだリカバリーは絶対に出来るはず!

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text:今井優杏/Yuki Imai
レースクィーン、広告代理店勤務を経て自動車ジャーナリスト。WEB、自動車専門誌に寄稿する傍らモータースポーツMCとしての肩書も持ち、サーキットや各種レース、自動車イベント等で活躍している。バイク乗りでもあり、最近はオートバイ誌にも活動の場を広げている。

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

MINI COOPER CONVERTIBLE
車両本体価格:¥3,420,000〜(税込)
総排気量:1,498cc
最高出力:100kW(136ps)/4,400rpm
最大トルク:220Nm/1,250-4,300rpm

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

TOYOTA HARRIER
車両本体価格:¥2,880,000
(ELEGANCE、2WD、税込)
総排気量:1,986cc
最高出力:111kW(151ps)/6,100rpm
最大トルク:193Nm(19.7kgm)/3,800rpm

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

RENAULT TWINGO
車両本体価格:¥1,990,000(インテンス、キャンバストップ、税込)
総排気量:897cc 最高出力:66kW(90ps)/5,500rpm
最大トルク:135Nm(13.8kgm)/2,500rpm

ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

小さくて愛らしい我が子と行動を共にし、子ども向け番組や絵本の世界にどっぷりと浸り続けているこの1年あまり。それは久しぶりに触れ合う、裏側や計算などなにもない、ピュアな「カワイイ」たちだ。

自分もかつてそこにいたはずの世界に触れ、長いこと忘れていた少女の頃の気持ち、キラキラしていた日々の記憶が、自分の中で少しずつよみがえっているのを感じる。

いつの間にか私は、本心を置き去りにして、他人の目を気にした「カワイイ」を選ぶようになっていたのではないか。これまで気に入っていたはずの「カワイイ」モノが急に毒々しく見えたり、興味をなくしたりする現象に驚いている。

その代わりに今の私は、「カワイイ」のハードルがどんどん低くなっている。落ちているドングリも、餌をついばむ鳩も、風にのっていくシャボン玉も「カワイイ」。

己を良く見せようなどとせず、自然体で存在しながら誰かを笑顔にするモノたちが、とても愛おしい。クルマでは、どこか懐かしさを感じさせつつ、凛とした佇まいの新型トゥインゴに心をつかまれたばかりだ。

一方で「カッコイイ」の感じ方も変わりつつある。幸せなファミリー、デキるママという理想を追い求めると、その水面下では必死の形相でジタバタともがき苦しむ自分がいた。

これまでは、水面上に見えているかっこよさばかりに気を取られ、誰にも見せない、誰からも評価されない水面下にこそ、「カッコイイ」の素があるということに気づいていなかった。

家事や育児に追われる中でも、身綺麗にオシャレにしている女性は、やっぱり輝いている。でもその外見を「カッコイイ」というのではなく、女であることをあきらめない強い精神力、時間や手間を上手にやりくりできる柔軟性、賢さ。そうした部分こそが「カッコイイ」のだと気づいた。

だから、軽自動車でありながら子育てを助ける工夫が満載のタントに、今ではかっこよさを感じている。独身時代には思いもよらなかったことだ。

そして、いつも車内がゴチャゴチャしてしまうことで感じていたストレスも、いつの間にか消えた。だってそれは、子どもとのドライブを快適にするために、がむしゃらに頑張っている証。「カワイイ」も「カッコイイ」も、自然体が生み出すものこそが本物だ。そう信じて、心の目が再び曇らないように生きたいと願う。

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text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。
ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。


ピュアなカワイイとデキるママのかっこよさ ライダーは“カッコイイ”を求めている

DAIHATSU TANTO
車両本体価格:¥1,485,000(X“ホワイトアクセントSA II”、2WD、税込)
総排気量:658cc 最高出力:38kW(52ps)/6,800rpm
最大トルク:60Nm(6.1kgm)/5,200rpm

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