岡崎五朗のクルマでいきたい VOL.74 おごる駐車監視員

VOL.74 おごる駐車監視員

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現場は交通量の少ない広い道路。停めていてもとくに危険はなく、パーキングメーターを設置してもいいような場所だ。彼らの狙いは、コンビニやファーストフード店に立ち寄るクルマの取り締まり。

本来なら渋滞した幹線道路での取り締まりを優先すべきだが、百歩譲って違反は違反なので仕方なしとしよう。しかし、駐車監視員が違法駐車をしながら堂々と取り締まるのは如何なものか?これじゃあ泥棒が泥棒を捕まえるようなものである。
 
あまりにも理不尽なので、声をかけてみた。穏やかに、紳士的に「おかしくないですか?」と。けれども彼らに罪の意識はまったくない様子。それどころか正義の味方気取りで「われわれは警察から許可をもらってますから!」と開き直ってみせたのだった。

たしかにフロントウィンドウには「駐車禁止除外指定車」のステッカーが貼ってあった。しかし緊急出動中のパトカーや救急車、消防車ならともかく、駐車監視員の仕事に緊急性などない。結局のところ、歩きや自転車だと大変だし面倒だからクルマを使っているだけのはずである。

彼らはきっと、ようやくとれた昼休みに牛丼屋で遅めの昼食を大急ぎでかき込む外回り営業さんの実状や、遠い駐車場にクルマを停め、手押し式のカゴで必死に荷物を運んでいる宅配便ドライバーさんたちの苦労なんて考えたこともないのだろう。もちろん違反は違反だ。しかし、自分たちは取り締まる側だから違反をしても許されるなどと思っているのなら、駐車監視員の仕事が支持されることなど永久にない。

しかし彼らは所詮警察の小間使い。諸悪の根源は駐車禁止場外指定車のステッカーを正当な理由もなく、ただ身内だからという理由で発行している警察だ。いまに始まったことじゃないけれど、警察さん、いくらなんでも身内に甘すぎるのではないですか?

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