私のSAFETY POINT vol.4 タレックスの偏光レンズ

vol.4 タレックスの偏光レンズ

アヘッド SAFETY POINT vol.04 タレックスの偏光レンズ

そんなわけだから、サングラスもほとんど使ったことがなかった。夏の眩しさをやわらげるためにいままで何本か買ってはみたものの、PCメガネ同様、すぐにお払い箱行きだった。タレックスの偏光レンズに出会うまでは。

タレックスは1938年に田島で創業した日本の偏光レンズ専門メーカーで、厚さ0.03㎜の雑光カットフィルターをレンズに挟み込むという世界唯一の技術を持っている。同社のホームページにいけば偏光レンズに関するうんちくが嫌というほど書かれているから、興味のある人はぜひご一読いただきたい。
 
それはともかく、メガネ嫌いだった僕が、もうこれなしでは運転したくないなと思うようになった理由は…信じられないほど目がラクになったことに尽きる。かけた瞬間、視界がパキッとクリアになり、ウィンドウに反射する内装部品の反射も見事に消えてなくなる。

肉眼では見えにくい2台前のクルマも前車のウィンドウ越しに見えるほど。そう、眩しさを和らげるだけでなく、見たいものだけをクッキリと浮かび上がらせ、見たくないものはカットし、さらに肉眼では見えないものまでみせてくれるのが偏光レンズなのである。加えて総重量17グラムという超軽量設計も、快適性を高めている理由だ。

もっとも、反射光をカットするのは他の偏光レンズも同じこと。タレックス製偏光レンズのすごさは、そのレベルが図抜けて高いことにある。栄養成分だけを見ればオージービーフも松阪牛も大差ないが、それらには明確な違いがあるということを僕たちは経験的に知っている。サングラスも同じだ。

決して安くはないけれど、疲労の原因になる歪みを徹底的に排除した、高い光学性能を持つレンズでしか実現できない世界があることを、タレックスの偏光レンズは教えてくれた。

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text:岡崎五朗/Goro Okazaki
1966年生まれ。モータージャーナリスト。青山学院大学理工学部に在学中から執筆活動を開始し、数多くの雑誌やウェブサイトなどで活躍。テレビ神奈川の自動車情報番組『クルマでいこう!』に出演中。

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